帯広ロータリークラブ 会長挨拶
2005-06年度帯広RC会長挨拶
帯広ロータリークラブテーマ 更なる奉仕は新たな歴史を創る
2005-06年度帯広RC会長 星屋 洋樹
更なる奉仕は、新たな歴史を創る
私たちは今、奉仕の第2世紀に新たな第1歩を踏み出しました。ロータリーの新しい世紀の歴史を創って行くのは、ロータリアンの皆さん1人ひとりであります。
前年度はロータリーの歴史的節目100周年を記念して「ロータリーを祝おう」と活動を行いました。又、帯広ロータリークラブ創立70周年記念式典を挙行し、私たちは先人の功績と伝統を痛感した所であります。 1905 年、シカゴの町で孤独と疎外感に悩む青年弁護士、ポール・ハリスが3人の仕事仲間と会合をもち「親睦と相互扶助」のクラブができました。2年後会長職に就いたポール・ハリスは会員からでていた「もっとなすべきことはないのか」との議論の中から「奉仕の理念」へと発展したのであります。又、1911年の国際大会で、ミネアポリス・ロータリークラブ初代会長のベンジャミン・フランク・コリンズは、「他人の為に尽くすことの重要性」を説き、ロータリークラブは超我の奉仕を根本精神としなければならないと強調したのであります。そしてポール・ハリスは大会長として「ロータリー宣言」の中で、超我の奉仕をロータリーの標語として提案し、以来95年間変わらず言われ続けられて来たのであります。 カール・ヴィルヘルム・ステンハマーRI会長は、「ロータリーには継続性という新しい風が吹いています。継続性と協力はロータリーの未来にとって、まぎれも無く重要なキーワードであります。」と述べています。又、ロータリアンのより良い世界に向けた取り組みにおいて、私たちには方向を見定めるための輝く星が必要です。それは国際ロータリーが、これまでに創り出した最高の標語であり、完璧なテーマ、すなわち超我の奉仕ですと言っています。
“新テーマはロータリーの創始者達が守り続け、世界中に善行を実施するよう、数世代に渉り影響を与えた理想の、100周年を祝したい心から生まれたものです”
超我の奉仕=SERVICE Above Self
そして、過去1世紀に渉る成功に感謝しつつ、人類の基本的ニーズを表す分野でのロータリアンの継続的活動が必要と強調事項を発表しました。
- 識字率向上
- 水保全・保健・飢餓追放
- 公共イメージ向上
更にステンハマーRI会長は全てのロータリアンに対して、95年間言われ続けられている、ロータリーの哲学・奉仕の理想である超我の奉仕の真の意味について、この1年間じっくり考えて下さいと問い掛けています。 合田賢二地区ガバナーは、2世紀への出発・原点に戻ろうロータリーと強調しています。特に職業奉仕を基本として各クラブで職業奉仕のあり方を検証し、職業奉仕を通して地域社会と密着した奉仕プロジェクトを展開して下さい、と言っています。 私は、「ポール・ハリスら4人が友情を分かち合った親睦と友愛、そして手を差しのべる奉仕」の原点に戻って、ロータリーの活動を「親睦を深め、奉仕に邁進しよう」を目標としていきます。 今年度は奉仕の第2世紀のスタートの年であります。ロータリー100年の過去の成功や奉仕の理想、帯広RC70年の歴史と伝統を引き継ぎ、次の新しい挑戦と新しい奉仕の機会を求め続けていく活動が必要であります。 その為の活動方針を
更なる奉仕は、新たな歴史を創る
とさせていただきます。
そして次の4つを重点事項として、クラブ運営を行っていきます。
1.会員相互の親睦を深めよう!!
・ロータリーを楽しみ、ロータリーを知り、会員同志の親睦友愛を広めて行きたい。その親睦の中にこそ奉仕の心が芽生えてきます。
・クラブを活性化するためにも、ロータリー行事、活動に積極的な参加をお願いいたします。
2.地域社会の奉仕に邁進しよう!!
・職業人として職業を通して地域社会の人々に奉仕しよう。
・地域社会の人々の生活向上や青少年の健全育成の為にも社会奉仕プロジェクト、新世代奉仕プロジェクトを行います。
・21世紀は環境の時代と言われ、京都議定書の発効で地球温暖化問題は重要な課題となっています。
3.会員増強と退会防止に努めよう!!
・新しい力、若い力である候補者を発掘し、ともにロータリーライフを楽しんでいただきたい。
4.ロータリー財団と米山奨学会に協力しよう!!
・世界各地から要望がある人道的奉仕活動や未来の指導者を育てる為の奨学生制度に協力しよう。