帯広ロータリークラブ 会長挨拶

2002-03年度帯広ロータリー会長挨拶

ビチャイラタクル

帯広ロータリークラブテーマ 共に「和の道」
2002-03年度帯広RC会長 真鍋 智紀

緑の環境は生物を癒し   
  人間社会は「礼」で成る
       共に 和の道

「知ることは行うことの始め、行うことは知ることの完成である=知行合一」。中国の思想家・王陽明の起こした「陽明学」の根本命題のひとつである。「第一に志、第二に冷静な情勢判断と的確な戦略戦術を立て、物事に対処せよ」ということである。

 さて現在世界が激動のうちに21世紀を迎えて居り、一時も気を許す事の出来ないのが現状です。
 大気汚染問題から地球環境保全の問題へ、米国同時多発テロから世界のテロ事件と経済への反動など・・・・、又我国においても政治に伴う経済の低迷は、歴史上最悪の事態が現状であろう。しかし決して悲観的にならず次に来る時代は、暫時上向きに回復傾向になって来るのは間違いない。
現状がいつまで長引くか、時間の問題が左右するであろう。この時間をいかに短縮出来るかは努力次第で、当面の最重点課題と思われる。
 大変革期だからと言って決してあせらず、今後、自分みずからも足下を見直す絶好のチャンスで、初心に返って、「礼」(挨拶)を重視し、自他共に認められる道徳的な行動をとるよう心掛けたい。
自己研鑽し修練を積みつつ冷静な現状を見極め、現状分析(相手の動き)、適切な決断(戦略)、そして実行(攻撃)する。これは、直前会長の揚げた行動方針と相通じている。
 又、自分の職業に誇りを持ち、地域社会に貢献する。今世紀中の人々が、これらの諸問題を体験した事を機会に「和」を求め、「奉仕」に目覚め、実行に移している。まさにロータリーの目的に結びついている。

(RI会長テーマ)

2002年度~2003年度国際ロータリー会長ビチャイ・ラタクル氏のテーマは、「慈愛の種を播きましょう」と掲げられた。
私達ロータリアンは、常に愛の真心から出る「慈愛の心」を親睦・奉仕等すべてのローターリー活動の支えとして来た。
しかし大きな目的達成の為には、我々の意思に賛同してくれる沢山の人々を増やすと共に心に慈愛の種を播かなければならない。その為に、私達周囲の身近なところで自分のクラブに・・・そして自分の職場に、更に地域社会へ、最後に世界に慈愛の種を播きましょう・・・と力説しております。

「緑の環境は生物を癒し人間社会は「礼」で成る。 共に和の道」

 本年度の私の課題は時代のニーズを探究の結果この様にさせて戴きます。
 会員の皆様、私達の郷土の周囲には、身近に森林や、野原が沢山あります。その豊かさが残念ながら年々欠如しつつはあるが、現在も尚「豊かな緑」と「おいしい水」があり、自然は、私達にやさしく話し掛けてくれます。
ここで思いきって飛び込んでみて下さい。
野生動物は、「緑」の濃い所に多く見られ、決して「ハゲ山」には住んでおりません。その理由は、私から話すまでもなく、是非体験して下さい。
「テロ」や「戦争」の頻繁なところは、広漠たる実に寂しい重苦しい何もない茶色の砂漠地帯です。もしこれ等の国々や地方が「緑の宝庫」だったとしたら、決して「戦い」や「争い」はないでしょう。
・・・・・・そう思いませんか・・・・・・!!(私の一人言)

活動方針(目標)

清く緑の環境整備に協力しよう。

 帯広の森植樹祭、育樹祭に積極的に参加しよう。
 「21世紀は環境整備の時代」と現内閣も掲げている「大気」並びに「地球環境」の再浄化と保全の一端として、緑化の協力をする。緑化の基本は、公共事業に依存してはいけません。
 「最も大切な因子は家庭の緑化」より始まる。
 1本の樹木の苗木や草花を植える事から始まる。
 「植樹祭・育樹際」の参加は、上記の実行と同時に、"Public Image"そして"Community Concern" 即ち、北見地区協の際、RI会長代理の言っていた地域住民にロータリーを理解してもらい、住民と共に事業に積極的に参加し「汗を流す事」がロータリーを広く知ってもらう事になる。
 一般的に「エリート集団」等と誤解され後ろ指をさされがちなのが解消され、もっと「親しまれ」「信頼される」この時代に不可欠のロータリアンになろうではありませんか。

あいさつ・「礼」を正しく明確にしよう。

 日本武道は「礼に始まり礼に終わる」。
 「礼」即ち挨拶は、人と人との結びつき「信頼関係」「友情関係」が出来・深まる。まさにロータリーの出発点で「親睦の輪」が「奉仕の精神」の始まりで「人間関係改善」が「世界平和に」つながる。

ガバナー補佐に協力しI・Mを成功させよう。

 今年度よりガバナー補佐制度を取り2500地区第6分区初の鈴木樹会員が正式に就任した。今までの分区代理に変り、ガバナーの委任を受けガバナーの代理を務め、地区運営とクラブの活性化が実現される。
 又、I・M(InterCity Meeting)等をするので、会員皆で協力し成功したい。

会員増強と退会防止に努めよう。

 ロータリー永遠の課題とされているが、現況に甘えず努力し実現したい。
 但し単に「増強」を強引に実行する前に実際に会員同士が、相手に対し示し合う「慈愛」と関心の上に成り立つものだから、同士がさらなる親睦を深めもっと「相手の立場」になり「思いやり」「譲り合い」をモットーとする事が肝要であろう。クラブ会員が暖かい雰囲気に溢れれば、新会員も自然と入会しやすくなり、クラブの活性化が実現され又退会防止につながるだろう。とにかく可能な限り会員増強に努め友情の輪を広げ、地域社会に貢献したい。
 ロータリー活動を広く楽しむ上でも・・・・・!!

ロータリー財団と米山記念奨学会への協力を行う。

 我々はロータリーのさらなる「これ等の」参加により次世代の為に青少年の「教育」はもとより「飢餓」を救い、病める人を治療し、全人類に対する基本的生存条件の充足に手をさしのべて居る。
特に2005年のロータリー創立100周年記念を目前に、重要テーマである「ポリオ撲滅への最終的挑戦」は、撲滅宣言を悲願している。会員の自主的協力により財団へ積極的な参加をし、この目標達成の喜びをロータリアンとして直接味わおうではありませんか。

ロータリーの事業に積極的に参加し、楽しもう。

 例会は勿論、委員会事業も全員で参加し、親睦を深め楽しく特色を持った一年でありたい。
時には家族共々親睦を深める。

以上私の「一人言」をまじえ理想とする目標を列記させて戴きましたが、実に知識不足で微力な私ですが、理事・役員の皆様は勿論、会員の特段の御協力を御願いし、1年間楽しく有意義な時間を過ごせる様、御願いする次第です。

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