2003-2004年度会長報告
第2897回例会会長あいさつ 2003年9月17日
2003 年 9 月 17 日
まずもって、うれしい話題を一つ申し上げます。
橘精三会員が体調を崩して入院していましたが、前回より元気に復帰されております。元気なお姿を見て仲間として嬉しく思います。本人曰く、仮釈放で余罪がなければこのままという事だそうです。
また、9月12日より14日まで北見モイワスポーツワールドで開催された第24回ライラセミナーに新世代委員会の小枝委員長が引率者として、当クラブより4名が参加されました。雨が降って大変だったとお聞きしておりますが、ここにご報告致します。
10月15日が全道の火災予防運動ということで、全国に先がけて、毎年この月は火災予防月間になっております。我々の業種に関わることなので、消防庁からデータを頂きました。
最近ではプロパン事故が少なくなったと思います。昭和55年に静岡市の駅前のひまわりゴールデン街で大きなガス爆発火災がありまして、消防職員他大勢の方が亡くなりました。これをきっかけに色々なガス器具の改善が成されました。これが最近ガス爆発が少なくなった原因と言われています。
20年前、昭和58年に全国のガス事故は都市ガスとLPガスを合わせて1年間で約6600件、そのうちLPガスだけの事故は1100件、ガス事故で亡くなった方は 514名。それから10年後の平成5年には両方合わせて1800件、LPガスだけの事故は840件、死亡者は54名まで減少しております。ごく最近のデータで平成13年では、全国のガス事故が1400件、LPガスの事故が586件、死亡者は18名と、20年前から見るとかなり減っています。
静岡のガス事故以来、ガス器具の安全性にかなり力を入れてきた結果です。ガスメーターでマイコンというメーターが開発され、各家庭に付いております。一軒一軒のガスの数量が登録されておりまして、全部使った場合、一定の時間になると自動遮断弁がはたらいてストップしてしまう。もし、ガスのホースを引いて自殺を考えたとしたら完全にマイコンのメーターがはたらいて、一定の時間が来たら遮断してしまいます。
また、「みはり」という機械がついていまして、少しでもガスを探知するとブザーが鳴る。各家庭には一軒あたり5万円相当の安全器具をプロパン業者が付けております、業界としては儲からないのですけど。
ともあれ安全装置と言うことでここまできていますが、更に安全性については開発を進めております。
また、天然ガス系のガスを吸うと人命に関わることが多くなりますが、プロパンガスの場合は死に至ることはありません。
そういう研究もされています。今後安全性も更に展開され事故防止に繋がればと願っております。