2003-2004年度会長報告
第2927回例会会長あいさつ 2004年5月16日
2004 年 5 月 16 日
本日の例会は、今年で最後となりました帯広の森植樹に参加しましたので、この近くの国際交流センターに場所を移動しての例会となりました。
帯広の森についてのお話をしたいと思います。吉村博之帯広市長は、昭和30年8月第5代市長に就任。当時の地方自治体にあっては、街づくりの総合計画を立てる自治体はほとんど無い中、昭和34年2月「帯広市総合計画」を立案し、明確にその後の帯広の街づくりの方向性を示し、その中で主要なテーマとしたのが「近代的田園都市」の構想でありました。田園都市という思想は1902年、明治35年英国のサー・エベネザ・ハワードが「明日の田園都市」を著した事によって始まったと言われております。アメリカの都市社会学者であったルイス・マンフォード氏は“飛行機”と“田園都市”は20世紀の2つの偉大な発明と位置付けています。田園都市と帯広の森が必ず結びつくかどうかわかりませんが、吉村市長がウィーンの森を肌で感じる事により、一気に帯広の森へとその構想が膨らみ、計画し実施となったのでしょう。
・・・街をぬけると森がある・・・
第1回市民植樹祭は昭和50年6月1日でしたが、参加者は27団体300人個人参加200人の500人から集まり、この日の天候はくもり一時霧雨、気温12.3度と記されております。そして植樹は 2800本との事です。今日で30回目を迎えて一応終了する訳でありますが、帯広ロータリークラブが参加したのは昭和51年第2回植樹祭からで、毎年のように参加をして来ております。平成16年3月現在の帯広の森の整備状況は、都市計画決定面積406.5haで今後買収必要が15.2haです。又、秋には市民植樹祭も行われ、これも当クラブが参加しております。