2001-2002年度会長報告
第2788回例会会長あいさつ 2001.7.11
2001 年 7 月 11 日
バッジの重み
ロータリーバッジの重みを感じています。帯広ロータリークラブの草創期は、バッジをもらうのに3ヶ月かかったそうです。当時、中島武市さんは、入会したばかりでまだバッジが手に入らず、伊谷半三郎さんから借りて東京に行かれたところ、随分いろいろなところで顔がきいたと回想されています。現在はそのようなことはありませんが、時代に応じてロータリーの存在意義が違ってくるものでしょう。
大リーグにみられる世界の変化
今朝、アメリカ大リーグのオールスターゲームで、イチローが活躍していました。始球式にはアメリカ外の5人を登場させるなど、大リーグも世界に広がっていると感じさせました。またあの中継は、帯広出身の曽根純男さんの会社が行い、NHKに販売していることをご存知でしょうか。明らかに時代は変化したのです。変化途上ではなく“した”のです。世界を相手にビジネスをするということを切々と感じました。
グローバル化・ボーダーレス化
さて、マクドナルドが26日に店頭市場に上場されます。そのハンバーガーは最も安いもので65円。吉野家の牛丼は280円。ユニクロのフリースが1000円。これがグローバルスタンダードです。世界から仕入れ、日本で売る。世界の中に境界がなくなっていることの表れでしょう。
10日に片山総務相が情報通信白書を閣議に提出しました。インターネット通信の常時接続利用料が月6000円と日米の格差がなくなり、2005年には日本で8700万人がインターネットに参画するだろうと予測するものです。これは70%以上の人にあたります。私の例会あいさつも、帯広ロータリークラブのメールマガジンに、遅くとも翌日には配信されます。携帯電話のメールにも展開する考えです。進むグローバル化、ボーダーレス化の背景には、インターネットに代表される情報が大きな役割を果たしています。
“雑談”の効用
現在のロータリーは、重要な異業種交流の場でもあります。そこで行われる雑談、会員同士が交わすおしゃべりこそが、実は大切になってきていると思います。それゆえ、ロータリーの存在意義も増しているといえるのです。