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2001-2002年度会長報告

第2796回例会会長あいさつ 2001.9.12 

2001 年 9 月 12 日

2005-6会長

 米国同時テロの衝撃
 昨晩から皆様テレビにくぎ付けのことでしょう。テロは怖いものだと思っていましたがあそこまでするものでしょうか。またツインタワーの崩壊のものすごさは、いまだかつて見たことのない衝撃的な映像でした。歴史的な出来事です。米軍は湾岸戦争以上の状態におかれ、米国はオサマ・ビン・ラディン氏にターゲットを合わせて動いているようです。まもなく戦争が生じ、大変な状況に入っていくのは間違いないでしょう。我々の生活にも直接かかわってくることなので注目したいと考えます。

 第2720地区の騒動
 さて先週、私のところに第2720地区からレターが届き、仰天いたしました。1999年に行われた、2001年国際ロータリー(RI)規定審議会の同地区代表議員選挙に、RIが無効の判断を下し、地元は大変な騒ぎになっているそうです。
 同地区は大分と熊本の両県にまたがり、代表議員は両県から交互に出すのが通例だったのですが、この時は対立候補が出たのです。さかのぼって95年、ある人物がロータリーのお金で個人的な接待をしたと監査で指摘され、25万円を返還した事例がありました。その人物が報復措置で対立候補擁立に動き、選挙に負けると選挙違反だとRIに提訴したのです。当選者が選挙運動をしたという理由でした。
 RIは当初、提訴を棄却しましたが再提訴され、それも棄却。ところが三次提訴がなされ、今度は受理されたというのだから再び驚きです。どうも日本のRI執行理事を巻き込む働きかけがあったようです。

 紳士の集まりであるべきロータリー
 これをみますとパストガバナー、しかも80前後の方々が当事者であり、選挙に出馬したお二人は既に和解をしているのに、提訴の受理で争いを繰り返す状況になってしまった。こういうみっともない事象が日本で起こっていることを皆さんにお伝えしておきたいと、あえてお話ししました。
 ロータリーは紳士の場であり、社会に奉仕をせねばならないのです。ハーバード・テイラーさんが提唱した「4つのテスト」を思い起こしてください。1真実かどうか、2みんなに公平かどうか、3好意と友情を深めるか、4みんなのためになるかどうか。守っていればこんなことにはならなかったはずです。
 しかし今回のテロもそうですが、予想外のことがいろいろな場で起こっている時代です。事象を多面的に位置づけながら社会生活を送っていかねばと感じています。