2001-2002年度会長報告
第2801回例会会長あいさつ 2001.10.17
2001 年 10 月 17 日
(移動例会:於陸上自衛隊第五師団)
市民と表裏一体の第五師団
藤田師団長さん、私どもの移動例会を受け入れていただき、どうもありがとうございます。企画したのはナイン・イレブンすなわちテロの発生前だったので、平和の中で開催できると思っていました。しかし事件後、アメリカはもとより、協力する日本も既に戦争状態に突入しているといっていい状況での移動例会です。青山佼市職業奉仕委員長さんの勘が冴えていたのかなあと思います。
数日前、第五師団の第四普通科連隊が、50周年を迎えました。本当におめでとうございます。第五師団は地域、帯広・十勝と密接な関係を持ち、いわば表裏一体で歴史を刻んできました。例えばいろいろな交流の市民団体があり、直前会長の鈴木樹会員はラグビーの支援団体の会長ですし、会長エレクトの真鍋智紀会員は空手を、自衛隊さんに教える方の役割を果たしていらっしゃる。第五師団にお世話になってきた面も大変多く、その存在がなければ、帯広の人口も減り、経済も停滞するでしょう。またリーダーが帯広のまちづくりに、影に日なたに貢献してくださっており、心より感謝申し上げるところです。
臨戦態勢の中での平和貢献
テロ対策特別措置法などが衆議院特別委員会を通り、明日の本会議で可決予定です。参議院もここ一週間以内に成立するでしょう。となりますと、自衛隊も完全な臨戦態勢に入ります。というよりもこの一ヵ月余、第五師団におきましては既に臨戦態勢で相当な訓練、情報の収集、どういう態勢で臨んでいくかの打ち合わせを重ねておられると思います。数年前から PKOでカンボジア、ゴラン高原に多数の隊員を派遣され、立派に貢献されていますが、今回は命をかけて戦争の現場に行かなければなりません。日本の、世界の平和のためにさらに貢献されることを願ってやみません。私どもも全面的に支援してまいる覚悟です。
ガバナー補佐
さて、第6 分区代理の高橋辰雄さんがご病気と先々週の例会でも話がありました。そのような事情で情報が途絶えていたのですが、実はその間大きな動きがありました。 15日に長谷川晃三パストガバナーから、ガバナー補佐について帯広ロータリークラブで受けて欲しいとの要請がございました。
ガバナー補佐のことを皆様ご存知でしょうか。主な仕事は、ガバナーを補佐することで、分区代理の延長線上と理解しています。ただ公式訪問の際のクラブ協議会でガバナーの代理を務めるという項目があります。
数年前に国際ロータリーではガバナー補佐制度を置くという方向を打ち出していました。その上で5年前に地区リーダーシッププラン(DLP)を採択し、翌 1997年から世界で実行に移し始めています。2500地区では諮問委員会を開き、拒否をしてきたのです。ところが昨年2月のRI理事会で、2002年6 月30日までにDLPを実行に移すと採択されました。さらに今年6月の規定審議会でDLP案が採択され、来年7月1日から否応なくこのプランを実施せねばならなくなりました。2500地区もこのプランに従って動くと決定しており、ガバナー補佐の指名委員会を分区ごとに設けていくことになると思います。地区内の組織体制が大幅に変わろうとしている状況であると申し上げておきます。
最後に
移動例会の参加者は50人程度であることが多いのですが、本日は60人以上のご出席をいただきました。いかにタイムリーな場であるかの証左だと思います。このあと、我々にも地獄の特訓があるのですか。見るだけですか、それで安心いたしました。皆様、施設を見学させていただき、有意義に過ごしましょう。