2001-2002年度会長報告
第2822回例会会長あいさつ 2002.3.20
2002 年 3 月 20 日
ロータリー広告への反響
一泊例会の折、16日に帯広ロータリークラブの広告を十勝毎日新聞に載せた報告をしましたが、大きな反響が寄せられています。特に奥様方がよくご覧になっているのではないでしょうか。国際ロータリー(RI)会長の言われるように、ロータリーの理解のために、お金をかけて取り組んだかいはあったと思っています。
国際親善奨学生
この広告の中で、国際親善奨学生についても触れました。年間約150万円の奨学金と紹介しておりますが、田中パストガバナーからご指摘をいただきました。実は2万5000ドル、約325万円を限度に、渡航費用、学費の一切が支払われるということで、時には限度額まで支払われることもあるのではないかということです。特にアメリカの場合、大学の学費が高く、渡航費用を含めると、200万円を軽々と超えてしまうという背景があります。ただし、住居費、生活費は個人負担になっています。
昨年の事例ですと、応募は旭川が7人、北見、根室から1人ずつ、釧路から2人となっています。旭川3人、北見、釧路、根室から各1人の合計6人の奨学生が誕生しました。ところが帯広からはここ数年、奨学生が出ていません。何とか帯広からも送り出したいと考えています。
学ぶ機会を与えるという意味は大きなものですし、ロータリーとしては国際理解を深める意味もあり、留学先のロータリークラブに顔を出してもらい、親善使節になってもらいたいとの期待もあります。皆さんの周囲に、該当するような学生がいらっしゃいましたら、ぜひご推薦ください。
ポリオ撲滅への協力
ロータリーのポリオ撲滅の活動については何度か触れてきましたが、副島正道ガバナー、小船井修一ガバナーエレクトも指摘しています。先日、ウイリアム・サージェントRIポリオプラス委員会委員長からメッセージが届き、次のように言っています。
ロータリーのポリオの運動は17年前から行われています。1988年に世界保健機構(WHO)の総会で、ポリオを撲滅しようとの決議がなされました。当時のポリオ患者の数は、世界125カ国35万人でした。それが2000年には、20カ国3000人に、昨年の10月15日現在では12カ国380人にまで減っています。ロータリーの取り組みは多大な成果を挙げている訳です。
ウイリアム委員長は、今年末までに、撲滅を宣言するまでに至るか否かはともかく、撲滅は出来るだろうと語っています。ただ、達成のためにはあと約4億ドル、日本円にして約520億円がかかるそうです。ゆえに先般、副島ガバナーがもう少しの支援をという話をされたのです。国際奉仕としてのポリオをもう一度問題提起し、撲滅することが重要であると思います。
年齢が上の方々はポリオについてご存知だと思いますが、私の小学校、中学校時代にもポリオが随分はやり、周りにも障害者になるケースが少なくありませんでした。日本では既に撲滅されましたが、だいたい5歳くらいまでの子供がかかり、手足がまひして障害が残ります。
私たちの基金で、子供たちを救えるという事実は非常に重い。先日お話ししたように、子供たちには時間がありません。過ぎてからでは遅いのです。年内撲滅を目指し、私たちも協力しましょう。