2001-2002年度会長報告
第2832回例会会長あいさつ2002.5.29
2002 年 5 月 29 日
27日に朗報が届きました。全国ローターアクトクラブ研修会の帯広誘致が決まりました。来年夏に開催される500人前後の大会ですが、当クラブとしても応分の支援をしていきたいと思います。
ポリオ撲滅を目指すポリオ・プラス運動の追加支援についてですが、米国のビル・ゲイツ氏の財団から国際ロータリーのポリオ・プラス運動に対し、世界の健康に貢献したとして100万㌦(約1億3000万円)が与えられます。世界ではインド、ナイジェリア、アフガニスタン、アンゴラ、エジプト、ソマリア、エチオピア、ニジェール、パキスタン、スーダンの10カ国でいまだにポリオの発生が見られます。
1985年から過去17年間にわたり、20億人の子供たちの接種を国際ロータリーが中心となって行ってきました。これまで延べ1000万人のボランティアが参加しています。今年2月にはリチャード・キング会長がインドのムンバイに入って運動を展開しています。国際ロータリーでは100周年を迎える2005年にポリオの撲滅宣言したいとの大きな目標を持っていますが、それにはあと8000万㌦(約104億円)が必要と算定しています。
2500地区では30万㌦(約3900万円)、会員1人1万3000円の協力の呼び掛けを始めています。帯広ロータリークラブとしても支援していかなければなりません。ポリオ・プラスは国際ロータリー最大の事業で、撲滅できれば、人類に対しロータリーの果たした最大の金字塔です。
今の時代、健康のほかにもう1つの大きな課題は環境への貢献です。京都議定書で日本は1990年と比べて6%の温室効果ガスを削減することになっています。欧州の8%、米国の7%と比べて少ないように見えますが、大変な努力をしないと達成できません。
十勝毎日新聞社では、新聞紙で使った二酸化炭素を森に返そうという千年の森構想の取り組みを10年間ほど続けています。現在は400㌶ですが、10年後には1000㌶まで拡大し、炭素を相殺したい。学校週5日制が本格的にスタートした中、千年の森を教育機関に開放するためビジターセンターに着工しました。千年の森を情操教育や自然、環境を学ぶ場として活用してほしいと考えています。