2001-2002年度会長報告
第2835回例会会長あいさつ2002年6.19
2002 年 6 月 19 日
6月1日に地区諮問委員会が開かれ、ローターアクトクラブ全国大会の帯広開催が承認されました。席上、投票での開催地決定を疑問視する声も上がりましたが、投票の方が公正を期すことができ、ロータリークラブの精神に沿っています。帯広市内5ロータリークラブが結束を強め、きちんとした支援をしていかなければなりません。
ロータリークラブは今、明らかに曲がり角に来ています。それは会員の減少に端的に表れており、今年度は2500地区で30人近くも減っています。その根底にあるのは情報化社会、環境問題の激化。NPO、NGOの存在価値が高まる中、インターネットができたことで民主主義は間接民主主義から直接民主主義に変化しようとしています。
1000年以上前の農業革命では定住文化が生まれ、200年ほど前の産業革命では都市文化が発達しました。情報革命は社会の仕組みを変えると考えます。最前線にいる住民、消費者が判断し、社会を規定する時代に変わりつつあり、それはロータリークラブにも反映されると考えます。
これからの社会では生産活動より生活が優先され、世界標準より固有の文化が問われます。それが帯広の産業、企業を揺さぶり、ロータリークラブの変化として表れています。
私は昨年7月に帯広ロータリークラブの会長に就任し「知行合一」をモットーにしてきました。現在の会員数は106人で、鈴木樹直前会長時代の105人を維持できました。出席率も90%台を達成できそうです。会長の任期中に道の経済政策を立案、提言する道経連の副会長にも指名され、緊張と責任を感じています。
この1年間、皆さんのご援助で素晴らしい活動を内外で展開できたことに、心より感謝いたします。