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2001-2002年度会長報告

第2836回例会会長あいさつ 2002年6.26

2002 年 6 月 26 日

2005-6会長

 前回の例会にも申し上げましたけども、今日が私会長としての最後の49回目の例会でございます。会員105名も維持できましたし、出席率90%台を何とか維持できたということで、面目を保つことができました。そして何よりも、当社のホームページのメールマガジンの宛先が42件だったのが、今日現在で何と55件、35%ほど増えました。105人中55人ですから、過半を超えたということで、本当にIT化の波を帯広ロータリーも見事に受け止めていただいたということで、何よりも喜びです。これもメンバーのみなさまのご協力のおかげです。心より感謝申し上げます。
 特に清水幹事をはじめとする理事、委員長のみなさまには大変お世話になりました。ただあいさつするだけの会長で何も出来なかったんですけども、清水幹事を中心として、見事に帯広ロータリーの活動を執行していただきまして、心より感謝申し上げます。
 次週から、真鍋会長へとバトンタッチいたします。また、次年度はガバナー補佐として鈴木樹前会長が就任いたします。2500地区の重要なポジションです。帯広ロータリーとしてもしっかりと、支えて参りたいと、思っております。
 それと、今、私、痛切に思うことなんですけど、2005年にロータリーの100年が到来致しますが、1905年という時代背景を見ますと、このあと1914年に第一次世界大戦が、1929年には大恐慌が起きるわけです。その前段の1905年は、日本海海戦で日本がロシアのバルチック艦隊を破った。これが結果的には、いわゆる大国を小国が破るという、混乱の世の中のある意味でのきっかけを作っていったのではないか。帝国主義国家、国家そのものの権力、覇権そして植民地主義のさらなる台頭につながり、第一次世界大戦、そして第二次世界大戦を引き起こす重要な転機、それが20世紀の初期、1905年ぐらいの時代背景でした。すなわち、今言われているパラダイムシフトが、その時点で、国家が中心となる世界が、地球上に現出していった。
 ところが、ちょうど今、その国家が、ボーダレス、グローバル社会の中で、情報によって突き崩されて、国家意識そのものが、非常に希薄になる時代が到来している。その構図の中でアフガンの紛争が起きてきて、アメリカの一国主義、ユニラテラリズムと言われるような世の中が到来しつつある。これは、ある意味で1905年のころと逆のパラダイムシフト、大変革期が今、起きているわけで、100年経った現在、ロータリークラブの存在価値が逆に私は増してきていると思う次第です。
 特に企業人としての、専門職業人としてのモラル、そういうものが激しく問われております。それは雪印の問題、BSEで派生した肉の偽造表示等々、企業人としての基本的なものが問われていますし、情報によって、企業のあり方そのものが、変わってきております。すなわちマーケットへのアクセスの仕方が、明らかに変わってきつつあります。そしてこれはブロードバンドの世の中に入っていくとさらに激しく変わります。映像、音声、そして大量の情報を伴って、企業のあり方そのものが問われるし、私どもの生活スタイルも変化していかざるを得ず、すなわちパラダイムシフトが今、起きています。そういう意味で、ロータリーの存在価値は、非常に高まっています。今後、ロータリーの場を通して、105人のメンバーが、異業種交流でしっかりとコミュニケーションを取り、十勝、帯広の独自の文化、産業を育成すべき時期が今、来たんだと痛切に思っている次第です。
 このような時期に会長をやらせていただき、心より感謝申し上げますと同時にみなさまのご支援でこの49回の例会を無事、やり遂げたことを心より感謝申し上げまして、御礼のあいさつに代えさせていただきます。誠にありがとうございました。