2004-2005年度会長報告
第2979例会 合田 修 会長報告
2005 年 6 月 29 日
今年度の最終例会に多くの会員皆様のご出席を頂きまして、誠にありがとうございます。
又、今日は暫くの間病気療養をされておりました林博道会員がほぼ1年振りに例会出席をされており、最終例会に花を添えて頂きました。林会員にはお元気になられまして何よりであります。
いよいよ、今年度の最終例会を迎える事が出来まして、私共理事役員、やっとの思いでここまで務めさせて頂きましたが、国際ロータリー創立100周年、帯広RC創立70周年という大きな節目の年に、理事役員は勿論の事、各委員長、歴代会長の皆様、そして全会員のご協力により大過なくクラブ運営出来ました事にまず以って心から感謝申し上げたいと思います。
今年度を振り返りますと、グレン・エステスRI会長の「ロータリーを祝おう」、牧野了泰地区ガバナーの「100年 飛躍年、さらなる飛躍の100年をめざして」というRIテーマ、ガバナー方針を受けまして、私は「輝く年輪 継なごう未来へ」を方針に5つの重点目標を揚げさせて頂きました。
1.親睦と奉仕を楽しもう!
・・・ 「親睦なくして奉仕なし、奉仕なくして親睦なし」の思いから、恒例の事業に加えまして市民育樹祭・生活なんでも相談・夜桜例会、そして創立70周年記念事業等行事のある毎に楽しく会員同士の親睦を深める事が出来たものと考えております。特に今年度は多くの新入会員を迎える事が出来ましたが、その都度、小田親睦活動委員長を始め委員会の皆様には温かく迎えて頂きまして、本当にありがとうございました。
2.職業奉仕の更なる実践を!
・・・ ロータリーの原点であります職業奉仕をもう一歩踏み込んだ形で、職業奉仕委員会・社会奉仕委員会合同事業として「生活なんでも相談会」を2日間に渡って開催頂きました。相談者から「来年も開催して頂きたい」と申し出がありました時には思わず疲れを忘れる事が出来たのではないかと思います。又、この事業にはRIの意義ある業績賞を頂く事が決定しておりまして、予想もしていなかった付加価値もつきました。
担当頂きました奥・片所両理事及び渡辺・進藤・松島・片桐各委員長以下委員会の皆様並びに相談員としてご協力をいただきました会員各位には改めてお礼申し上げます。
3.会員増強・退会防止を!
・・ 皆様ご承知の通り、今年度は総勢20名の新会員を迎え
る事が出来ました。又、退会者もこれまで6名出ましたが何れの方もご栄転等によります止むを得ない事情によるもので、然も後任の方が本日NHKの加藤局長をもって全員入会を終えております。特に会員増強の中でも難しい女性会員を1名増員する事が出来、新しい職業分類も増えまして、純増14名・会員数115名というクラブ創立以来最大の会員数に達する事が出来ました事には、酒井会員増強委員長以下委員会の皆様の委員会という枠を外した活動の賜と感謝申し上げたいと思います。尚、20名の新会員の皆様には一気に100名以上の会員を覚える事は大変な事かと思います。既存会員の皆様もどうか積極的にお声掛けを頂き、ファミリーとして交流を図って頂ければ幸いと思いますので宜しくお願い致します。又、神谷職業分類・会員選考委員長並びにご推薦頂きました会員の皆様にも厚くお礼申し上げます。
4.ロータリー財団への協力を!
・・ ロータリーの奉仕活動を実践する為にどうしても避けて
通れないのが、この財政基盤の確立でありますが、米山記念奨学委員会同様、地域経済が冷え込んだままの逆風の中で、この寄付金を集めるという事業は大変な事であります。然しながら、両委員会共に素晴しい実績を残して頂き、地区内での単年度実績上位ランキング入りは確実となりました。特に財団に関しましては帯広RC第27回目の表彰が確定致しております。田中・小部両委員長始め、ご協力を頂きました会員の皆様には本当にありがとうございました。
5.創立70周年を祝おう!
・・ 今年はRI100周年と時を同じくしてのクラブ創立7
0周年でありましたが、今年度クラブの最大行事とも言うべき事業に望みました。実行委員会の皆様には創立70周年を合言葉に入念な準備を進めて頂きまして、お陰様で3月6日580名を超えるご来賓並びに登録参加者の元、記念式典、フルートコンサート、記念事業、記念祝賀会を盛大に終了することが出来まして、帯広RCに相応しい一大事業として歴史に深く刻み込む事が出来ました。鈴木樹実行委員長以下実行委員会の皆様、そしてこの事業に特段のご厚情をお寄せ頂きました会員の皆様には、改めて厚くお礼申し上げます。
以上、重点目標に沿って1年を振り返ってみましたが、これ以外にも本日も勝毎さんが取材に見えられております通り、今年ぐらいマス・メディアを使って地域社会にロータリーの活動をPR出来た年はないものと思います。又、毎週の発行で大変であったと思いますが、紙面も見やすく歴史感のある会報も発行する事が出来ましたし、伝統の例会出席率90%台も達成出来そうであります。加えて例会プログラムも順調に消化する事が出来ました。中田・小枝・井上・國枝各委員長には大変ご苦労様でした。又、ライラ・セミナー、ローター・アクトと若い方との交流を通じて将来に継ながる新世代奉仕活動を実施頂きました石原・小白両委員長にも感謝申し上げます。更に歴代会長の中から、私のお目付け役として小委員長をお受け頂きました田中PG、進藤・高橋標元会長には人使いが荒くて大変申し訳ありませんでした。こうして考えますと会員一丸となりまして、正に帯広RC総力を挙げての1年間であったと申し上げても過言ではないものと思いますが、特に実務面では黒衣役に撤しながらも、組織の縦と横の連携を見事に中心となって纏めて頂きました加藤維利幹事には、一生頭が上がらない思いで一杯であります。本当にありがとうございました。
以上で、この1年を総括させて頂きましたが、私の会長としての最後をどう纏め上げようかと思いましたが、やはり合田らしく締め括りたいと思います。
もう、4年前になるでしょうか、当クラブ時の会長でありました林 光繁元会長が「ロータリーバッジの重みを感じています」と会長挨拶で述べられた事を思い出します。ロータリークラブ草創期には入会が出来てもバッジを貰えるまでに3ヶ月かかったそうで、時代は変わったとは言え、深い感銘を覚えました。
このバッジについてですが、ロータリーの創立当時アメリカでは色々なクラブが存在しており、いずれも会館を持っていた中で、ロータリーは庶民の集まりでありましたので、このクラブは会館を持たずに、例会場を会員の事業所、ホテル等変えていきました。この回って歩く処からロータリーと名付けられました訳ですが、当初はロータリーマークも引っ越しを表現する「馬車の車輪」であった様です。その後、ロータリーは奉仕団体としての性格を明らかにしますが、この時車輪から相互扶助の「ギア」のマークに変えられました。更にその後、ギアのマークの中央に鍵孔のような図形が加わります。これは鍵孔ではなく、心棒が滑らない為の楔を打ち込む孔でありまして、ギアの回転のエネルギーがこのシャフトによって外へ伝導されるように、ロータリアンの奉仕の理想が職業、生活を通じて社会に影響を及ぼそうという意欲を表現したものといわれております。
時に1922年、初代事務総長のチェス・ペリーがポール・ハリスの右腕となって活躍し始めた時代でありまして、以来83年間に渉ってロータリーの象徴として会員皆様方の襟元に輝いております。改めて申し上げるまでもありませんが、日常の着用は勿論の事、是非、1年でも長くバッジの着用をお願い致しますと共に、奉仕の第2世紀へ向かう次年度星屋会長のご活躍を祈念申し上げ、今年度最後の会長報告と致します。
皆様、1年間ご協力頂きまして、大変ありがとうございました。