2004-2005年度会長報告
第2970回例会 合田 修 会長報告
2005 年 4 月 20 日
ここの処、日中の気温も徐々に上がって参りまして、いよいよ春到来の季節となりましたが、先週末から第2500地区のペッツ・地区協議会が帯広で開催されまして、次年度の星屋会長以下関係役員・委員長の皆様には大変ご苦労様でした。この時期は次年度の為の準備に追われている事と思いますが、奉仕の第2世紀へ向けてのご活躍を期待致したいと思います。
RIは今月を雑誌月間に指定しておりまして、ロータリー・ワールド・マガジン・プレス、即ちRIの公式雑誌であります「ザ・ロータリアン」と世界各国で配布されている31の地域雑誌どちらかの購読を義務付けておりますが、この雑誌月間は元々4月ではなくて、現在の「ザ・ロータリアン」誌の前身である「ナショナル・ロータリアン」が初代事務総長チェスリー・ペリーによって発刊されたのが、1911年1月25日であった事から、1月25日を含む一週間でありました。
その後27年程前に4月に改定され、1983-84年度に全ての特別週間が特別月間になった事に伴いまして、現在の4月となりました。なぜRI理事会が1月から4月に変えてしまったのかは定かではありませんが、個人的には歴史上意義のある1月に残すべきではなかったのかと思う次第であります。ロータリーの幅広い奉仕活動をする為には、自分のクラブ或いは地区情報を得る必要がありますが、その情報の源がこのマガジン・プレスであります。毎月皆様に配布致しております「ロータリーの友」は、昭和28年1月に創刊されまして、昭和55年の7月号から公式の地域雑誌としてRIの承認を受けておりますので、それ以前、日本の会員は購読義務を果たす為に英語の「ザ・ロータリアン」誌を読んでいた事になりますので、これも大変なご苦労ではなかったかと思います。ベテラン会員の皆様は既にご承知の事と思いますが、この「ロータリーの友」は左から開けると縦書き、右から開けると横書きとなっておりまして、新入会員の皆様には何か奇妙な雑誌と思われた方もいらっしゃると思いますが、創刊当初は全て横書きとなっておりまして、これは当時の全てのロータリアンのアンケート結果によるものとされております。
その後俳壇・歌壇といった横書きでは都合の悪い欄も出来まして、縦書きのページも交じるようになりますが、現在の様式になりましたのが昭和47年の1月号からです。横書き・縦書きの違いは、横書きがRIの方針や地区・クラブ等ロータリーの公式の活動を、縦書きは会員間のコミュニケーションの場、或いは基礎知識を広めてもらう場として、会員からの投稿を中心に掲載されております。今年の1月号には当クラブが実施しました「生活なんでも相談」の結果報告が掲載されましたが、今月号の川柳コーナーには、帯広西RCの宮野永会員が投稿されました「倫理訓忘れ奉仕は蝉の殻」といった含蓄のある作品や、又、大阪北クラブの会員からは「ストレスに追打ちかける妻の声」という滑稽な作品も載っておりますので、「読まれざるベスト・セラー」として ツン読 だけではなく、我々会員が作り上げている身近な雑誌として、是非ご一読頂ければと願いまして、本日の会長報告といたします。