2004-2005年度会長報告
第2959回例会 合田 修 会長報告 2005年1月26日
2005 年 1 月 26 日
連日寒い日が続いておりますが、ＪＲ帯広駅前の多目的広場ではアイスタウンフェスティバルが開催されております。又、週末には第４２回おびひろ氷まつりが開幕と、この寒さを逆手に取っての催しが予定されておりますが、これも帯広十勝ならではの行事でありますので、寒さに負けず楽しんで頂ければと思います。
１月２７日、明日がポール・ハリスの命日で今週一週間が追悼記念週間となっておりまして、ポール・ハリスの功績を偲ぶと共に１月を理解推進月間と指定致しました。先週は加藤一夫元会長より、日本ロータリーの草創期のお話を頂きまして、東京ＲＣ或いは大阪ＲＣの創立経緯等について詳しくお聞かせ頂きましたが、こういった情報を語り継げる人が会員にいらっしゃるという事自体が素晴しい事であり、これも帯広ＲＣの歴史と伝統ではないかと思います。
加藤一夫元会長には大変ありがとうございました。そこで、追悼記念週間に因みまして、ポール・ハリスと米山梅吉氏について触れたいと思いますが、このお二人には何か因縁めいたものがあります。お二人は共に１８６８年、明治元年に誕生しましたが、ポール・ハリスは３才の時に父親の事業の失敗により両親と離別し祖父母に預けられまして、大学も中退を繰り返し、職業も新聞記者・船員・俳優・果樹園の労働者等２０近い職場を転々としておりまして、２８才の時にシカゴで法律事務所を開業します。当時は「破産法」の成立で事務所は活況を呈していた様です。一方、米山梅吉さんは４才の時に父親を亡くしまして、養子として米山家へ移り住む事になりました。１９才でアメリカに渡り、日中は生活の為に皿洗いなどをしながら苦学をしまして、８年間を過ごされた後、２８才で日本鉄道会社に入社し、当時は勝海舟に師事し、翌年三井銀行に入社となっております。大正７年に日本政府の使節団として渡米していた当時、日本人で最初のロータリアンであるダラスＲＣの福島喜三次氏と出会った事が東京ＲＣ創立の端緒となった訳ですが、これ以降ポール・ハリスが発行した書物の翻訳にも携わり、ポール・ハリスと同じ７８才でこの世を去ったとの事であります。このお二人が残された功績は、皆様方ご承知の通りでありますが、出会うべきして出会ったお二人ではないかと感じる次第であります。
残念な報告となりますが、ＪＴＢの土田秀樹会員が札幌へご栄転の為、退会される事になりました。土田会員には今年度世界社会奉仕委員長として、又、地区のＧＳＥ委員として大変ご協力を頂いておりましたが、転勤という事でありますので、新しい勤務地での職業奉仕とご活躍に期待を致したいと思います。後程ご挨拶を頂きますが、ご協力に感謝申し上げます。それから、紋別ＲＣの大原信友ＰＧがかねてより病気療養中でありましたが、１月２４日にご逝去されました。帯広ＲＣの７０周年記念式典には出席のご返事を頂いておりましたが、残念な結果となりました。クラブからは弔電と香典をお送り致しましたが、心からご冥福をお祈り致したいと思います。
以上、報告しまして本日の会長報告と致します。
