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2004-2005年度会長報告

第2954回例会 合田 修 会長報告 2004年12月8日

2004 年 12 月 8 日

2005-6会長

この冬、初のまとまった雪が65㎝の大雪となりまして、交通機関・商店街への客足等に大きな影響を与えましたが、皆様方も除雪等で汚をかかれたものと思います。今日あたり筋肉痛が出ているのではないでしょうか。お大事にして頂きたいと思います。

本日のプログラムは、世界社会奉仕委員会にお願い致しておりますが、この世界社会奉仕(WCS)といいますのは、文字通り海外に向かっての社会奉仕活動ですが、国際ロータリーが定めました一定の方式に従って行うプロジェクトだけを意味しております。では、ロータリーは何故世界社会奉仕活動に参加するのか?我々クラブの地元地域にも色々な面で支援しなければならない事が多い中で、世界社会奉仕活動というのは、正直な処、余り積極的にはなれない分野かも知れません。それはこの奉仕活動が観念的でその効果が具体的に見えずらいからだと思います。然しながら、今年度国際奉仕委員会の清水理事が活動計画書に掲載されている様に「ロータリーの地域社会という理念は、単一のクラブの所在地域を遙かに超え、世界中の人々を包含している」、即ち地球規模での親睦と奉仕、地球家族を前提としているのが国際ロータリーの考え方であります。世界社会奉仕プログラムは、1967年に正式に開始されましたが、それ以来毎年米貨2千6百万ドルの資金及び物資を提供しております。日本は現在先進国の中間入りをしておりますが、1923年に発生した関東大震災で東京・横浜が壊滅状態にあった時、国際ロータリーを始め各国の503クラブから一早く総額8万9,000ドルの義援金や救援物資が送られて参りました。又、地震発生後、僅か60時間で米政府・赤十字からの救援物資も届いたとの事です。更に第2次世界大戦の敗戦後、当時の国家予算の1/3に相当する支援が海外から寄せられ、これにより1,500万人の子供達が救われたという歴史的な事実もあります。そういう意味では当時日本ほど国際協力の恩恵を受けた国はないのではないかと思います。国際協力のキーワードは「受けた恩は必ず返す」こう考えると奉仕活動に入り易いのではないか。又、元々日本は食料やエネルギーの海外依存度が高く、更に少子高齢化によりまして、これから益々外国人労働力にも頼らなければならない時代に入ってきております。途上国を支援するのは日本の為でもあります。

今や地球は交通的にも情報的にも、又、経済的にも文化的にも非常に狭くなってきております。ほんの一部の地域の不幸が全世界に影響を及ぼしかねない状況にあります。ロータリーの世界社会奉仕は「希望の静かなる革命」と呼ばれていますが、まずは知る事から始めて頂ければとお願い申し上げまして、本日の会長報告と致します。