2005-2006年度会長報告
第3004例会 星屋 洋樹 会長報告 2006年1月18日
2006 年 1 月 18 日
昨日17日は防災とボランティアの日であります。1995年の阪神淡路大震災の時、国内でのボランティア活動が活発になり、1月15日~21日までを「防災とボランティア週間」と決められました。当時ロータリーから贈られた原動機付き自転車が活躍しています。又、ロータリーの義援金を基にして「ロータリー子どもの家」と「ロータリー留学生の家」が建てられました。
さて今月はロータリー理解推進月間でありますので、ロータリーの誇るべき2つの標語について話をさせていただきます。
1910年シカゴで行われた最初のロータリー大会で、1908年シカゴRCに入会したシカゴ生まれでミシガン大学卒の若い予約図書セールスマン、アーサー・フレデリック・シェルドンは、“ビジネスはすべて社会に尽くす手段でなければならない”成功する販売道は奉仕することにかかっている、と「最もよく仲間に奉仕する者は、最も多く報いられる」と主張いたしました。
1911年のポーランド国際大会で、ミネアポリスRC初代会長のベンジャミン・フランク・コリンズは、他人のために尽くすことの意義と重要性を説き、ロータリークラブは「無私の奉仕」を根本精神としなければならないと強調しました。この2つの言葉は修正され1950年のデトロイト国際大会で、現在のロータリーのモットー、公式標語として採用された「超我の奉仕」「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」であります。
今年度のRIテーマ「超我の奉仕」の意味について、ステンハマーRI会長は一度も説明をしていません。そこで私はこのロータリー哲学についての文章を調べましたら出てきました。社会奉仕に関する1923年の声明、そしてそれ以後の国際大会で改正された決議の第1条に「ロータリーは基本的には、一つの人生哲学であり、それは利己的な欲求と義務およびこれに伴う他人のために奉仕したいという感情との間に常に存在する矛盾を和らげようとするものである。」この哲学は奉仕「超我の奉仕」の哲学である、と書かれています。参考まで述べさせていただきました。
以上、本日の会長報告と致します。