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2005-2006年度会長報告

第2987例会 星屋 洋樹 会長報告 2005年8月31日

2005 年 8 月 31 日

2005-6会長

明日、9月1日は二百十日であり、台風襲来の季節であるとともに、国の指定する「防災の日」として大規模災害に備えた防災訓練が全国各地で行われます。この9月1日は関東大震災の起きた日であり、日本のロータリアンにロータリー活動を認識させる切っ掛けとなった、大震災であります。
1923年9月1日午前11時58分、マグニチュード7.9、震源地は相模湾西岸沿岸、昼食時という時間帯もあって各地に火災が起こり、被害を一層大きくいたしました。
被災地は神奈川、東京、千葉県南部に及び、被災者総数34万4898人、うち死者9万1344人、行方不明1万3275人という壊滅的な被害を受けました。この被害の状況は全世界に伝わり、ただちに国際ロータリー連合会から、1923年2月10日に日本の2番目のクラブとしてスタートしたばかりの大阪ロータリークラブを経由して、東京ロータリークラブにガイ・カンデガー会長の見舞い電報とともに2万5000ドルの義捐金が送られてきました。さらにシカゴ・ロータリークラブから1500ドルをはじめ、世界17カ国503クラブからも義捐金や救援物資が届けられ、義捐金総額は8万9000ドル(現在のお金で約3億円)に達しました。
東京ロータリークラブが創立された当初は、出席率が悪くクラブの存続が危ぶまれる雰囲気が漂っていたといわれていましたが、この関東大震災のことによって、東京ロータリークラブの会員たちは初めて、ロータリー運動の何たるか、ロータリークラブとはどういうものなのかが、身にしみて理解できたといわれています。
東京ロータリークラブは国際ロータリー連合会から送られた義捐金をもとに、東京、横浜の被災小学校188校に備品を送り、殉職警官の遺族にも見舞金を届けました。不幸な災害の中で、ロータリー活動の意味と力を改めて認識させられるにつれて、東京ロータリークラブの会員は、奉仕の喜びを身をもって体験いたしました。
そして11月の例会で米山梅吉は、震災復興のために会員こぞって努力を捧げ、さらなる会員間の協調と親睦をはかることを認識し、これまで月1回の例会を毎週水曜日に開催することを提案し、ただちに実行に移されました。
また、東京孤児院内に、新築建物の1棟を寄贈しました。この建物は「ロータリーホーム」と名付けられ開館式が行われた1923年11月14日には会員の6割が家族を伴って出席し、これが日本ロータリーの家族会のはじまりと言われています。
以上、会長報告といたします。