2023-2024年度会長報告
第3830例会 令和6年6月5日 会長報告 工藤 大輔 会長
2024 年 6 月 10 日
みなさん、こんにちは。ロータリーの特別月間、6月は「ロータリー親睦活動月間」です。
クラブと地区は、特にこの6月中に、親睦活動を推進するよう奨励されています。「親睦」というと、旅行やスポーツなどの同好会活動や宴会などの企画で仲間同士の連帯感を図るものとされがちですが、この特別月間には「ロータリー」が付く「ロータリー親睦活動」です。
ロータリーには会員のスキル、関心、アイデンティティーに基づいて活動しているグループとして「ロータリー親睦活動グループ」があります。
このグループはRI(国際ロータリー)から認定を受けて設立されますが、独自に運営ができ、関心のある人は誰でも参加できます。
その数は昨年時点で100以上のグループが認定され、メンバーは150カ国以上の国の出身者、5万人以上が参加しています。クラブ内での親睦は大いに盛り上がっていただきたいですが、ここではロータリー活動を通じて友情、信頼、仲間づくりを学び、奉仕を学び、クラブを越え、地区を越えて外の会員と繋がる機会としての「ロータリー親睦活動」についてご紹介したいと思います。
ロータリーのHPにはグループ一覧が掲載されており、その数は115、これを「趣味」「専門職」「アイデンティティほか」の3種類に分類してみました。
ロータリーの親睦活動の起源は、1928年に結成した当時比較的新しい言語であった「エスペラント語」に関心を持ったロータリアンのグループが最初だと言われ、およそ1世紀前に「世界親睦活動」として始まりました。
趣味の分野で個人的に目を引かれたのは「ヘビーメタル愛好会」。目的はメタル音楽を愛するすべての国の人々と親睦を深めるとともにメタル音楽関連の奉仕プロジェクトによる国際プロジェクトを支援しているそうですが、ともかく楽しそうです。
次は国際的な同好会IYFR(International Yachting Fellowship of Rotarians)ヨット同好会で1947年にイングランドで設立され、現在47カ国登録されています。個人的な印象ですが、世間の眼から見て誤解されなければいいなと、貧乏人のひがみかもしれませんがそう思います。
趣味の中には以前ご紹介したツーリング同好会、伊藤会員と赤江会員が参加されていましたが、これも世界的に認定されているグループです。
専門職には、医療や出版、起業家や教育者同士の情報共有、不動産物件の紹介のようなグループもございます。
変わったところでは過去の偉大さから学び、未来の子どもたちへつなげる活動を行なっている「エジプト学」というのがございます。
最後にアイデンティティに関しては、ロータリーに関するものや、LGBT、同じ文化や言語を持ったグループがあります。
面白いものでは「あごひげと口ひげ」というグループ。ヒゲや顔の毛を大切にするロータリアンのグループで、ヒゲはないけど、ヒゲがあることをありがたく思う人や、自分はともかく妻が自分のヒゲが好き!という人の集まりだそうです。集まって何をするのでしょうか?
今回「ロータリー親睦活動」について調べていて、趣味だけではなく福祉活動、例えば東京田園調布RCが幹事クラブとなり、複数のクラブが参加してフードバンクや学習支援、食事補助などいわゆる「こども食堂」のような活動を同好会として行なっています。この活動に親睦の要素がどう加わっているのか調べきれませんでしたが、ちょっと発想を変えた親睦活動について考えてみてはいかがでしょうか?
以上、会長報告とさせていただきます。
本日もよろしくお願いいたします。