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2023-2024年度会長報告

第3826例会 令和6年5月8日 会長報告 工藤 大輔 会長

2024 年 5 月 14 日

会長 みなさん、こんにちは。ロータリーの特別月間、5月は「青少年奉仕月間」です。
 若い人々の育成を支援するすべてのロータリー活動に焦点を当てる月間です。帯広クラブでは22日の例会プログラムを青少年育成委員会が担当し、帯広ローターアクトクラブの次年度に向けた活動を発表していただき、私たちの理解を深める機会を持ちたいと思います。
 基本的なお話ですが、ロータリーの奉仕活動は、親睦を主としたクラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕の4つ4大奉仕といわれていましたが、2010年の規定審議会で青少年奉仕が新たに加わり、これらで5大奉仕という活動の大きな柱となっています。
 元々ロータリーが社会奉仕に熱心に取り組み始めた頃から青少年に対する関心は高く、標準的なクラブの組織図には「社会奉仕委員会」の中の4つの小委員会のうち3つが青少年に対する委員会だったことからも理解できます。
 ロータリーは次世代のリーダーを育てることの大切さを信じ、奉仕の価値観を学べるよう様々なプログラムで応援しています。
 インターアクトクラブでは、12〜18歳の中学・高校生が、地元でのボランティア活動や海外のインターアクト会員(通称「インターアクター」)との交流を通じて視野を広げ、国際感覚を養っています。
 帯広にもインターアクトクラブがあり、帯広北RCが提唱クラブとなっています。
 元々40年以上前まで存在していたのですが、活動が途絶え、2020年に帯広大谷高校のボランティア部に打診し、活動を再開しました。
 ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)は、14〜30歳までを対象として第2500地区では地区が開催しています。地元のニーズに応じて、1日のセミナーから数日間の合宿まで、さまざまな形式が取られています。今年度は10月14〜15日に開催され、阿部委員長と飛岡副委員長、竹川直前会長が社員さんを参加させていただき、その後2名が帯広RACへ入会させていただくという、理想的な流れをつくっていただきました。改めて感謝申し上げます。
 世界100カ国以上で実施されているロータリー青少年交換は、ロータリークラブによる支援の下、15〜19歳の学生が海外に滞在し、言語や文化を学びながら海外に友人をつくり、世界市民としての自覚を養うことのできるプログラムです。海外で1年間を過ごす長期交換では、複数のホストファミリー宅に滞在し、短期交換では世界中の交換留学生たちと合宿やツアーに参加することもあります。参加費用のうち宿泊と食事代、学費はロータリーが負担します。
 新世代交換は、30歳までの大学生と社会人を対象とした短期の交換プログラムです。人道的な奉仕活動を通じて参加者のキャリア目標を応援できるよう、カスタマイズされた内容の交換が行われます。期間は2〜3週間から6ヶ月まで。現地での職場体験や様々な研修に参加できます。こちらの場合、参加費用はクラブや地区によって異なりますが、現地のクラブメンバー宅にホームステイをしたり、インターンシップなどを活用して費用を抑えることもできます。
 前回の会長報告でも登場したパーティー好き(?)のうちの息子が中学生の時、讃岐会員が会長をつとめている帯広マディソン交流協会の青少年交流事業に参加させていただきましたが、短期間ながら成長して帰ってきた記憶がよみがえり、子どもたちが世界を肌で感じることの大切さを思い直しました。インターアクトやローターアクト、RYLAなどは身近に関わることができますが、青少年交換や新世代交換は私の不勉強かもしれませんが、この辺りではあまり活用されていないように思われます。しかしながら考え方を変えて海外の方々と交流する機会を求めるのであれば、本日のプログラムは私たちが実践できる青少年プログラムのヒントになるのではないかと思います。
 以上、会長報告とさせていただきます。
 本日もよろしくお願いいたします。