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2023-2024年度会長報告

第3820例会 令和6年3月13日 会長報告 工藤 大輔 会長

2024 年 4 月 2 日

会長 みなさん、こんばんは。本日は帯広RC創立記念例会です。
 ロータリーはシカゴで弁護士として働いていたポール・ハリスが1905年2月23日にシカゴRCを設立。その15年後日本初の東京ロータリークラブ、30年後に札幌RCをスポンサークラブとして帯広RCが設立されました。
 北海道では5番目、第2500地区では旭川に次いで2番目にできた歴史あるクラブです。
 1935年3月15日設立後、数々のクラブのスポンサークラブとなり、ロータリー発展に寄与してまいりました。初代会長は初代帯広市長の渡部守治さん。1953年には帯広畜産大学初代学長の宮脇冨(あつし)さんをガバナーとして輩出、その後もガバナーと数多くの分区代理、そして現在のガバナー補佐を輩出してまいりました。直近では2021-22年度に合田会員を輩出しています。
 帯広RCでは、国際ロータリー、あるいは帯広クラブの創立記念にあたり記念事業を実施してきましたが、これまで行ってきた記念事業のうちのふたつを改めてご紹介いたします。
 国際ロータリー50周年には、帯広RC奨学資金を開設。5カ年計画で総額1,000万円の奨学資金を積み立てし、育英事業を開始。以降100名余りの奨学生を育成援助し、14年間続いた事業を終えています。当時の1,000万円は安く見積もっても今の1~2億円相当ではないかと思われます。その後、この事業は帯広クラブ独自で行うやり方から、地区で始まった奨学金制度や、帯広市の奨学会を支援するやり方に変わっていったようです。
 もうひとつは、国際ロータリー60周年の記念事業「帯広ロータリーの森」の造成です。岩内仙峡の山林を所有し、将来にわたる育成を計画しました。1967年、このエリアが国から保安林に指定されたことで利用が大幅に制限され、結果として7年間で事業を終えましたが、そのスケールは50,000ha以上、東京ドーム10,000個を超える広さでした。
 また「帯広の森」構想はその5年後ですので、「帯広ロータリーの森」の計画から発想して帯広市の総合計画につながったのではないかと想像されます。
 その後も、帯広の森造成に幾度となく寄与してまいりましたが、私たちの先達はとんでもないスケールの大きなインパクトを残してきました。
 帯広RCは地域の問題を解決する、より大きなインパクトをもたらす社会奉仕活動を実践してまいりました。単年度事業を継続しながら地域社会へインパクトのある周年事業へつなげ、帯広RCの存在意義を認知していただくことで、所属している私たちにとっても魅力的なクラブになるのではないかと思います。
 1年後の創立90周年に向けて、みなさんと「歴史と伝統」そしてこれからの帯広RCの存在意義について思いを馳せるひと時を過ごせたらと思います。
 以上、会長報告とさせていただきます。
 本日もよろしくお願いいたします。