2023-2024年度会長報告
第3791例会 令和5年7月26日 会長報告 工藤 大輔 会長
2023 年 8 月 3 日
みなさん、こんにちは。
先週はガバナー公式訪問でしたが、初の試みである意見交換も無事終え、少しだけホッとするとともに皆様のご協力に感謝申し上げます。
さて、余韻にひたる間もなく週末は紋別の地にて米山記念奨学会セミナーとロータリー財団セミナーが開催され、猿川幹事・北垣米山奨学委員長、また講演者として登壇された渡辺喜代美会員と参加してまいりました。
午前の部は渡辺会員が米山梅吉氏の死後、戦後、日本のロータリーが復帰するタイミングで平和日本への理解と親善のために作られた基金であること。
米山奨学金が世界で認知・賞賛されるまでの道のり、別府のとあるロータリアンが紹介していたマンガを投影しながら、米山梅吉の人となりについて紹介。(これは権利関係を整理して皆様にもご覧いただければと思っています)
さらにご自身の経験から、奨学生探しの苦労や、奨学生が通う教育機関のない地域のクラブへの理解促進についてお話しいただきました。
午後からはロータリー財団について。国内が3地域に分かれているうち当地区が入っている第1地域コーディネーター、飯村愼一様より講演。
財団の使命とは何か、恒久基金について、資金の支出内訳などの説明などもありましたが、本日は一番インパクトがあったことについて紹介します。
名古屋名東ロータリークラブのメンバーで業務用厨房機器メーカーのホシザキの坂本会長のお話しです。
アフリカのマケレレ大学ロータリー平和センター設立のために25万ドルを寄付し、第2760地区(愛知県)からの寄付25万ドルにこれをマッチングすることによって、日本からの50万ドルの支援を実現させました。
恩返しすることを父から学び、「財産は社会からの借りもの」と、妻子には相続させずに、すべて社会にお返しする、という考えだそうです。
上場している会社の株(優良株)を寄付し、その配当で米山記念奨学金に貢献しているそうです。
日本の寄付文化を育てたい。日本人は、寄付する気はあるが、目立つことをすると売名行為ととられたり、変な見方をされることを嫌います。
「陰徳」を美徳とせず、日本でも「寄付する文化」を築きたいという強い思いから、何を言われても気にせずに、名前を出すことに躊躇しなくなったそうです。
世界が違う感じですが、一つの提案として、中小・零細企業においても、例えば利益の一定率(例えば2%)を寄付することを目指されてはとおっしゃっています。
これに影響を受けたのが、今回の講演者で光陽エンジニアリングの飯村会長で、毎年多額の寄付をおこなっています。将来的にも企業として継続する仕組みを作りあげているそうです。
その後、地区委員会からの報告・説明がありましたが、そのひとつ、奨学金・学友委員会から、奨学金対象の養護施設とそのホストクラブについて報告がありました。
そのなかには昨年度訪問した「十勝学園」とそのホストクラブ帯広東ロータリークラブ があります。
昨年は14名、総額76万円を支給されたとのこと。支給額の差はあれども、留学生だけではなく地域の困っている子供たちにも手を刺し述べているということをご理解いただければと思います。
ちょっと硬い話が続きましたので…
私たちは前日から紋別入りし、先週ご紹介したお店「海鮮食堂 よってけ まるとみ」へ予約しようとしたらなんと、土曜の夜なのにお休み!
そこで先日同行されたガバナーセクの山本大将さんにご紹介いただき「海鮮遊食RIN」へ向かいました。
どれも美味しくてついつい飲みすぎて、いつの間にか3人で生ビール4杯、日本酒4杯、そしてハイボール25杯…完全に飲みすぎました!
こちらが25杯の張本人です。
当日は真面目に学んでいる(!)ようには見えます。
最後に23日マレーシア、アンパンロータリークラブ創立40周年に小沢・飛岡両会員が招待され昨日帰国されました、お疲れ様でした。
以上会長報告でした。本日もよろしくお願いいたします。