2022-2023年度会長報告
第3776例会 令和5年4月5日 会長報告 竹川 博之 会長
2023 年 4 月 21 日
月も改まり、4月になりました。今月は母子の健康月間となっています。この点について触れてみたいと思います。
生まれてくる子供は生まれる家庭、場所等を選択する事はできません。たまたま生まれ出た状況で、人生を全うする事が出来ない子供が世界中でたくさんいます。毎年、5歳未満で命を落とす子供は世界で推定590万人。その原因は栄養失調、適切な医療や衛生設備の欠如など、どれも予防可能なものばかりです。予防可能な原因、すなわち避けることが可能であるにもかかわらず、母と子供が命を落とす事があってはならないとロータリーは考えています。すべての母子が全て等しく質の高い医療を受けられるよう、そして出産で命を落とす母親がいなくなり子どもがすくすく成長できる様に私たちロータリーアンは支援活動を行っています。その活動の一端をご紹介します。
①ハイチは西半球で母子の死亡率が最も高い国です。
この国で、医療ボランティアと助産師が僻地に住む母と子供に医療ケアを提供できる様、医療機器を搭載したジープを寄贈しました。(出産前ケアの移動クリニック)
②インドでは、可動式のがん検診機器一式の提供と認識向上を目的として研修支援の実施をしております。
③世界各国で自宅出産を安全に行うため、ロータリー会員が300万ドルを投入して5年間の試験的プロジェクトを開始しています。
この取組みにより2005年以来、産科ろう孔で苦しむ女性たちの尊厳と希望を取り戻すため毎年数多くの方々を治療により救っています。
以上のように私たちは、各国の地域社会で自力での母子の健康を守る為、様々な支援及び研修を実施しています。これらの持続可能性の確保の為の財源として、ロータリー財団への寄付が活用されています。多くのメンバーによるロータリー財団への寄付をお願いしまして、会長報告とさせて頂きます。