2020-2021年度会長報告
第3699例会 令和3年6月2日 会長報告 長澤 秀行 会長
2021 年 6 月 14 日
今月は親睦活動月間です。世界中のロータリアンの仲間と楽しく交流するために、同じ関心や趣味を持つ人たちが集う、あるいは同じ職業を持つ人たちが、「ロータリー親睦活動グループ」に入って活動することを推奨する月間です。ロータリーならではの、国際交流の機会が「ロータリー親睦活動グループ」ですが、コロナ禍でなくても、なかなか参加は難しいと思います。もちろん、ロータリーではクラブ内、他のクラブメンバーとの親睦活動も推奨しています。
先週の土曜日は、地区大会がオンラインで開催されました。年に1回開催される地区大会の目的は、親睦、感銘深い講演と、地区内クラブやRI全般に関する問題について討議する場であり、地区の各クラブの成功した活動を発表する場でもあります。また、地区内のクラブ同士が交流し、対話することも推奨されています。残念ながら、目的は今年も十分に達成されませんでした。
帯広ロータリークラブでは、会場が釧路、北見、網走、旭川、といった場所の場合は、いつもは、会場に向かうバスの中で大いに盛り上がり、帯広ナイトで更に盛り上がり、地区大会よりもクラブ内の親睦活動を優先して、その目的を達成していたのですが、ほんとうに残念でした。次回に期待したいと思います。
本日のプログラムは、ナダ・アラヤスクンさんによる自己紹介と研究紹介です。ナダさんは、タイ・チェンマイ大学の講師です。帯広畜産大学とチェンマイ大学は、2012年12月に学術交流協定を締結し、教員間の共同研究や留学生受け入れの実績がありました。しかし、国費留学生は競争が激しく、讃岐武史元会長から米山記念奨学会の制度を利用してはどうかという提案があり、3年前の2018年1月末に、讃岐武史元会長、帯広畜産大学井上昇理事副会長、私の3人でチェンマイ大学を訪問し、米山記念奨学生のリクルート活動をおこないました。留学生にとって経済的支援は最重要課題ですし、受け入れ大学にとっても優秀な学生を受け入れることができるのでありがたい制度です。
本来であれば、米山奨学生には例会やイベントに参加してもらい、会員との親睦を深めてもらいたいところですが、十分にその機会が得られません。ただし、カウンセラーの工藤大輔理事が、きめ細かにサポートしてくれています。本日も、同時通訳の準備をされていたようですが、ナダさんが日本語で発表をしていただけることになりました。