2020-2021年度会長報告
第3692例会 令和3年4月7日 会長報告 長澤 秀行 会長
2021 年 4 月 19 日
4月となりました。新年度を迎え、会員の皆さまには、何かとお忙しいことと思います。ロータリークラブの新年度は7月ですので、残り3か月となります。すでに、次年度の理事会及びクラブ協議会が開催されていますが、自席の「直前会長」の名札を見ると残りわずかを実感します。無事にバトンをつなげられるように、努力したいと思います。
さて、今月は、国際ロータリーの重点分野のひとつである「母子の健康月間」です。5歳未満の幼児の死亡率と罹患率の削減、妊婦の死亡率と罹患率の削減、より多くの母子に対する基本的な医療サービスの提供、保健従事者を対象とした研修、保健ケアの提供、母子の健康に関連した仕事に従事することを目指す専門職業人のための奨学金の支援などを強調する月間となります。
毎年、5歳未満で命を落とす子供は、世界で約540~590万人とされ、そのうち約半数が生後1か月未満の新生児です。原因は、栄養失調、適切な医療や衛生設備の欠如などによるとされています。母子の健康には、「母親と子供の健康」「子供の健康」「母親、女性の健康」が含まれます。飢餓や感染症に対する対策だけではなく、質の高い教育の提供や女性の社会進出など、開発途上国ばかりでなく、日本においても課題とされる内容を含んでいます。
本日のプログラムは、「SDGsについて」SMBC日興証券の小林様から卓話をいただきます。SDGsとは、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」のことで、17の目標と169のターゲット(具体的な課題)で構成されています。SDGsの目標3である「すべての人に健康と福祉を」は、ロータリーの重点分野「母子の健康」と深く関連しています。他にも、目標1「貧困をなくそう」、目標2「飢餓をゼロに」、目標4「質の高い教育をみんなに」、目標6「安全な水とトイレを世界中に」などは、ロータリーの重点分野に深く関連しています。企業や大学など組織的に、あるいは個人的にも、SDGsをよく理解し、積極的に実行することが大切だと思います。