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2020-2021年度会長報告

第3690例会 令和3年3月10日 会長報告 長澤 秀行 会長

2021 年 3 月 18 日

会長 明日は、東日本大震災が発生してから10年目です。最近、10年目の節目ということかもしれませんが、震災に関連したプログラムが例年よりも多く報道されているような気がします。あらためて、地震、津波、原発事故による被害の深刻さが、報道を通じて思い出されます。歴史を知っていれば、想定外とされる津波の高さ予想は違っていたかもしれません。そうすれば、原発事故は未然に防ぐことができたのではないでしょうか。引き続き復興に向けて可能な支援が必要です。歴史を風化させてはいけません。
 本日は、帯広ロータリークラブ創立記念例会です。今年度も、ロータリーの歴史については、渡辺喜代美会員あるいは讃岐武史会員、帯広ロータリークラブについては、小白智志会員からお話を伺ってきました。繰り返しになりますが、ロータリークラブがシカゴで始まったのが1905年、15年後の1920年に日本ではじめての東京ロータリークラブが発足しました。帯広クラブはシカゴで発足してから30年後の1935年(昭和10年)3月15日に日本で16番目に発足し、今年で86年目となります。現在は、日本に2236のクラブが存在しています。したがって、入会時に皆さんがおっしゃっている「歴史と伝統のある帯広ロータリークラブ」に間違いはありません。
 伝統とは、ある社会・集団の中で、思想・習慣・様式・技術・しきたりなど、古くから受け継がれてきた事柄と定義されます。伝統は、歴史がないと形成されません。しかし、長い歴史の中で培われた伝統は、時代とともに変化させないと、組織や事業の継続は困難です。国際ロータリーのホルガー・クナーク会長も、所信表明でロータリーには変革が必要と言われました。
 しかし、従来の伝統を知らないと、新しい伝統・文化を形成することはできません。そこで、本日のプログラムは、第60代会長の髙橋勝坦会員から卓話をいただきます。帯広クラブの「歴史と伝統」について学びたいと思います。よろしくお願いいたします。