2020-2021年度会長報告
第3661例会 令和2年7月15日 会長報告 長澤 秀行 会長
2020 年 7 月 21 日
7月1日に新年度がスタートして3回目の例会となりました。今から、来年の6月30日が待ち遠しいという心境ですが、ちなみに、最終例会は来年6月23日です。
さて、ロータリー年度は、なぜ7月1日に始まるのかご存じでしょうか。これは、毎年開催される国際大会の日程に関係があります。ロータリーの第1回大会は米国内の16クラブが集まり、全国大会としてシカゴのコングレスホテルで開催され、大会が終了した翌日の1910年8月18日に、最初の会計年度が始まりました。数年間、同様のスケジュールでしたが、ある時、理事会が会計監査を依頼した際に、会計士から、クラブ幹事と会計が十分な時間をもって財務報告を準備できるように、会計年度の最終日を6月30日にする方がいいと提案されました。執行委員会はこれに同意し、1913年4月の会合で、6月30日を会計年度最終日と定め、ロータリー年度は7月1日スタートとなったわけです。
ロータリーの年次大会は、7月または8月に開催されていましたが、1916年のシンシナティ大会の際に、夏場の暑さを考慮して、次のアトランタ大会からは、6月に開催する決議案を採択しました。でも、会計年度は改定されませんでした。
1921年には、初めて米国以外のスコットランド・エジンバラで国際大会が開催されました。その100年後、来年、2021年大会は台湾です。6月12日から16日まで台北での開催予定となっています。その頃には、コロナ感染の不安が解消されていることを祈ります。
夏場の暑さが考慮されたロータリー国際大会の日程ですが、来週、7月24日は、東京オリンピック2020が開催される予定だった日です。新型コロナウイルスの影響で、1年延期となったわけですが、予定通りであれば、既に、海外からお客さんが数多く、日本に滞在し、全国の観光地も外国人客であふれていたのではないでしょうか。
東京オリンピックについては、当初から猛暑の心配がありました。さらに、年々ひどくなる梅雨の終わりの豪雨災害、8月からの本格的な台風シーズンを考えると、1964年の東京大会と同様に10月10日開催が適当だったのではないでしょうか。あるいは、ロータリーにならって、6月開催とするべきだったかもしれません。
