2018-2019年度会長報告
第3616例会 令和元年5月15日 会長報告 和田 賢二 会長
2019 年 5 月 18 日
先週の新元号元年花見例会は、令和時代の幕開けにふさわしい厳かに、かつ和やかな楽しい例会でした。本当に皆様ありがとうございました。
本日は、「人口減少におけるサスティナブルな街づくりに関する報告」と言うテーマで野村委員長の卓話がございます。
思い起こしますと、2007-08年度奥周盛会長の時、私は社会奉仕理事で佐藤人間尊重委員長、野村地域発展委員長、小沢環境保全委員長の4人で、人口減少・財政赤字からV字回復し8年間で2000名の移住者を獲得し、ウエルシーランド構想の基、サスティナビリティのある街作りを行っておりました伊達市へ視察に行って参りました。私の我儘から嫌がる3委員長と、1年間をかけて3回の例会を行った社会奉仕事業でした。
十勝バスで伊達まで移動例会をして先進地の行政と住民の連携による地域の奉仕活動、地域作りをロータリアンの立場から学び、十勝に生かして行こうとの思いでありましたが、クラブ協議会では奥会長、奥原幹事より30万円という予算は大変厳しい言われ、見直しと相成りました。
結局、自分たちの手弁で視察し、3回シリーズの最後の例会(2月27日)を夜間例会にして、伊達市役所より「住んでみたいまちづくり課」鎌田課長様にお越し頂き、パネルディスカッションを行いました。オブザーバーとして帯広市から政策推進部長ほか8名のご参加も頂き、人口減少に向かう地域をロータ リアンとしてどう考え、次世代の為にサスティナブルなまちにする為にはと、討論致しました。
当初は、奥会長も消極的でありましたが会長報告の中で、「通常はクローズドなロータリーの例会ですが、今日はいつもとは雰囲気が違い、オープンな反面、少し緊張も走る例会です。外部の方に日常の活動を見ていただく良い機会だと思っています。ロータリークラブの社会奉仕としては、これまでにないユニークな事業でありますが、私はタイムリーなテーマを捉えた事業であると思います。と言いますのは、帯広市の人口が、今年の1月末時点で169,895人と、17万人を割りました。これまで順調に推移してきた帯広の人口が初めてマイナスに転じました。新しい総合計画では、これまで人口増加を前提とした、第5期までの総合計画とは、考え方を大きく変えなければならないでしょう。少子高齢化の時代にあって、地域政策のベースとなる人口は、自然増(人が生まれた、死んだ)が望めず、社会増(人の移動)に期待がかかるのですが、今その社会増につながる地域の戦術が求められています。今年度の社会奉仕委員会が取組んだ事業が、少しでもまちづくりのお役にたち、多くの会員が地域の未来に関心をお寄せいただければ、幸いであります。」と述べられておりました。
私も当初、野村委員長から地区補助金を使って、網走西ロータリークラブとの合同事業を行う内容の説明を受けました時には戸惑いもありました。あの時の奥会長の心境も理解できます。
野村委員長は、以来ずっと仕事柄バス会社だから走り続けるのが常なんでしょうが、地域社会の奉仕の為に走り続けております。これからも、卓越した視点でサステイナブルな街作りを目指して行って頂きたいと思います。