2018-2019年度会長報告
第3613例会 平成31年4月17日 会長報告 和田 賢二 会長
2019 年 4 月 19 日
ＲＩでは4月14～18日の５日間、世界中の全ロータリー地区の議員がシカゴに集まり、ロータリーの組織規定に変更を加える立法案を審議します。3年ごとに開催される規定審議会はロータリーのガバナンスの重要な一部であり、各ロータリー地区から1名ずつ選ばれた代表議員が、ロータリー組織規定への変更を求める案件の審議と投票を行います。
今年の審議会には100件以上の案件が寄せられました。これには、国際ロータリー理事会が後で追加した新規案件1件と修正案3件（下記）が含まれています。
1. RIを第501条(c)(3)項による免税団体へと変更することをRI理事会に許可する件
見解表明案19-117は、国際ロータリーを米国内国歳入法第501条(c)(4)項による免税団体から、第501条(c)(3)項による免税団体へと変更することへの承認を求めるものです。第501条(c)(3)項による免税団体となった場合、RIは、税金の減額、業者からの割引、企業・他団体からの協賛といった利益を得る資格を持つことになります。
2. ローターアクトクラブにRI加盟を認める件
制定案19-72は、RI定款と細則においてローターアクトクラブを認知し、その位置づけを高めることにより、ロータリークラブと対等な存在に近づけるものです。理事会は、組織規定においてローターアクトを正式に認知し、ローターアクトがロータリーファミリーにおいて果たす重要な役割を強調すべき時が来ていると強く感じています。
3. ローターアクト・インターアクト委員会の職務権限を改正する件
制定案19-75は、委員会の責務からインターアクトを除外することで、ロータリークラブが主導する青少年プログラムであるインターアクトとは明確に異なるローターアクトの会員としての体験を強調するものです。
4. 準備金に関する方針を改正する件
RI理事会は、良きガバナンスの原則に則り、将来の予期せぬ状況に対応するために準備金に関するRIの方針を現代化したいと考えています。制定案19-95は、適切な準備金のレベルが年間運営費の85パーセントではなく55パーセントであることを明確にしています。
最近、ロータリー会員を狙った「なりすまし」メールとSNSが発生しております。バリー・ラシンRI会長、マーク・マローニーRI会長エレクト、ジョン・ヒューコ事務総長の「なりすましアカウント」が複数報告されています。これらはロータリーのアカウントから発信されたものではなく、金銭や個人情報を得ることを目的とするフィッシング詐欺やスプーフィング詐欺です。私にもフィリピンのマニラロータリークラブと称してロータリーの100周年を祝おうとか、インドのロータリークラブのイベントに招待します、等々フィッシング的なメールが参ります。おかしいなと思ったらメールを直ぐ削除して添付ファイルは絶対に開かない事だと思います。ロータリーリーダーを名乗る疑わしいメッセージやEメールを受け取られた場合には、fraudreport@rotary.org に転送頂き、その後すぐにメッセージを削除してください。
また、「My Rotary」への登録を重ねてお願い致します。
「My Rotary」へご登録いただくことでロータリーの活動や地区、クラブ運営に必要な情報やデータを随時入手できる便利なシステムです。クラブ会長、幹事、事務局職員の方にとっては、「ロータリー・クラブセントラル」（寄付目標、会員増強目標の設定）、会員情報（入退会更新）、半期報告書、人頭分担金の請求書発行等、地区、クラブ運営にとって不可欠なオンラインシステムとなります。
