2018-2019年度会長報告
第3611例会 平成31年4月3日 会長報告 和田 賢二 会長
2019 年 4 月 5 日
4月1日から新年度となりましたが、この日来月から始まる248番目の新元号が「令和(れいわ)」と発表になりました。
「時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す」という大伴旅人の万葉集の和歌から由来しているそうです。「神様のお告げで、皆が仲良く穏やかに和を保っていこう」という意味だそうであります。
私にとりましても「和」と言う文字が入っておりますので、とても考え深い物があります。私の娘の名前がレイナと言いますので、一瞬娘の名前が元号になったのかと錯覚を致しました。
昨年の7月、会長就任の際に「2018-19年度の一年間の中で、日本が平成という年号から新しいものへと変わろうとする大きな節目の時に、会長を仰せつかり誠に光栄と存じますとともに、大変身の引き締まる思いでございます。」と述べさせて頂きました。
本当にこのタイミングで会長をさせて頂いていることに、感謝せざるを終えません。ちょうど4月から、私の会長年度も第4四半期に入ったところです。残りの3ヶ月も一生懸命にロータリー活動を行って参りたいと存じます。
本日は、「馬を用いた社会貢献:帯広畜産大学の挑戦」と言うテーマで、 南保先生にご講演を頂きますが、わたくしの生まれた育った頃の帯広は、馬は毎日目にする程、共に生活する存在でありました。
近所で日通に勤めて居りましたおじさんは、夏は荷馬車、冬は馬そりにと、小学校へ通う私たちを乗せてくれましたし、畑では畑を耕す馬がいつもいました。今では競馬場やテレビで見るのが殆どとなりました。
帯広畜産大学は,1941(昭和16)年に前身である帯広高等獣医学校として,軍馬(軍隊で利用する馬)の一大産地であった北海道十勝の地に,軍馬の生産や利用に従事する獣医師の養成を目的として設置されました。戦後は,軍馬や産業動物としての馬需要が小さくなるにつれて,研究の中心は馬から牛へ,その他の実験動物へと移って行ったそうです。
そうした中でも馬の教育研究の伝統を脈々と受け継がれてきているのが、先生が取り組まれている、平成30年度文部科学大臣表彰を受賞されました「人と馬の絆による教育・研究・社会貢献活動」とお聞きしております。
本日のプログラムの中で、ご講演頂く事を楽しみにしております。どうぞ宜しくお願い致します。