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2018-2019年度会長報告

第3605例会 平成31年2月6日 会長報告 和田 賢二 会長

2019 年 2 月 8 日

会長 2月、RIでは「平和と紛争予防月間」であります。ちょうどRIのロータリー平和センターより世界平和や開発分野での経験豊かなリーダーをフェローシップにご推薦下さいとメールが参りましたので、ご協力をお願いいたします。
 また、この月間に因みまして来週7クラブ合同例会を行います。今年度は帯広クラブが幹事年度でその運営などすべてを担当いたします。昨年は5クラブ合同事業として、11月22日から1週間、帯広市役所の市民広場で、ロータリーが行っている奉仕活動を、広く一般市民の方々に知って頂く為の「世界ポリオ撲滅パネル展」を開催いたしました。
 次週の合同例会では、ロータリアンにもっとこのポリオプラス事業について、いかに大切で、大変な思いが詰まったプロジェクトであるかを、ご理解して頂くための例会になればと思っております。
 帯広クラブの会員の皆様には、事前にご認識頂いてから合同例会に臨まれた方が、ご理解が早いと思いまして、本日はその背景を少し話させて頂きたいと思います。
 私も26年間クラブに在籍して居りながら大変お恥ずかしいのですが、東京麹町ロータリークラブのロータリアンお二人の熱き思いが、世界的プロジェクトになったという事を昨年度知りました。
 お一人は山田ツネ(ツネ=変換できない難しい漢字なのでカタカナ表記としました)会員です。御尊父は「ファーブル昆虫記」の邦訳書・「気違い部落周遊記」で有名な作家きだみのる氏で、御母堂はフランス文学者という家庭に育ち、海外を転々されていた為か、実に12 ヶ国語を話されたという東大法学部卒の豪快で、人付き合いのすこぶる良い方だったそうです。そしてもうお一人の、峰英二会員は、山田会員より4つ年上ですが、一年遅くロータリーに入会しました。太平洋戦争の時は、海軍で潜水艦に乗務する船医だった為、何度も死線を乗り越えられてきたという方で、専門は泌尿器科の先生です。ロータリーの活動では、ローターアクトメンバーの指導に熱心だったそうです。
 このお二人が、1982年3Hボランティア活動で、結核予防の為インドへ行かれた時に、現地で小児麻痺の子供が沢山いるのを目の当たりにしてお帰りになられました。この事がきっかけとなり、南インドのポリオプロジェクトにのめり込んでいくことになった訳です。
 この活動を始めるに当たり、クラブ内ではロータリーは決議23-34のとおりアイサーブであって、他年度に渡るものはウイサーブであってロータリー的ではないと論争があったそうです。
 しかし、クラブ内の合意を取り、1983年クラブ創立15周年の時にポリオワクチン購入の為100万円集めインドへ渡った訳です。その後、山田ツネ会員がクラブ会長になった年がクラブ創立20周年の時でしたが、任期途中で病になりまして翌年7月にお亡くなりになりました。
 また、一年後には峰英二会員も同じくインドの風土病の為、お亡くなりになりました。
 この東京麹町ロータリークラブのお二人の熱き思いが、2580地区と2750地区を動かし、現在の国際ロータリーポリオプラス事業へと発展したのであります。このような背景をご承知の上で、核心部分につきましては来週の例会に是非ご出席い頂きまして、じっくりとお聞き頂ければと存じます。