2006-2007年度会長報告
第3041回例会 副会長報告
2006 年 10 月 25 日
本日、会長は、アメリカ、ウイスコンシン州にあるマジソン市と帯広市との、姉妹都市提携同意書の締結式出席のため渡米中です。マジソン市との交流協会の役員をなさっている関係で、訪問団と同行され本日の例会は欠席です。マジソン市にあるサウスサイドロータリーの例会にも出席するとのことです。
長時間のフライトです、体調には十分気をつけ、仕事をしてきて頂きたいと願っています。帰国後のみやげ話、みなさん楽しみにして頂きたいと思います。
先日南九州、鹿児島、宮崎を中心に旅行をしてきました。特に印象に残ったのが、鹿児島からバスで一時間半ほどにある、もと陸軍特攻隊の基地があった、知覧特攻平和会館です。みなさんご存知と思いますが、大東亜戦争末期、沖縄決戦に、人類史上類のない、爆装した飛行機もろとも、肉弾となり敵艦に体当たりした、陸軍特別攻撃隊員の遺影、遺品、記録等、貴重な資料を、収集、保存、展示しているところです。終戦までのわずか数ケ月間で1040名の、若い特攻隊の勇士が,制空権、制海権を握られている南シナ海に、開聞岳を一周し、翼の片方に250キロの爆弾を、片方に片道の燃料しか入っていないタンクを積んだ翼を左右に振り、最後の別れをして帰らない壮途につかれた所です。特攻隊の身の回りを、お世話されていた、映画「ホタル」の主人公、鳥浜トメさんの食堂も復元されていました。トメさんも平成14年に亡くなられましたが、それまで毎年トメさんの食堂にホタルが飛んできていたのが、ピタリと来なくなったそうです。ガイドさんから、特攻隊の出撃まえの話しを聞き、資料館での、隊員の、遺影、遺書、絶筆、遺品等の展示品を見ると、靖国問題が、近隣諸国から提起されていますが、亡くなった特攻隊の方々、遠い異国の戦場で亡くなられた兵士が、ほんとうに安らかに眠っていただくために、どのようにすべきか靖国問題は、私たち日本人の手で解決し、政治の道具に使ってはならないという思いを、強く感じられた旅行でした。
2006~2007年度帯広ロータリークラブ
副会長 国島 直幸