（JC全国大会について）
先週は、金曜日から日曜日にかけて、JCの全国大会が開催され、帯広市内はJC関係者で活気に満ちておりました。
1万2千人という参加登録者の数、来帯されたVIPの面々、また設営された会場の規模、いずれにおいても後世に語り継がれる大会となるでしょう。
同時に十勝帯広という地域がもつ潜在的魅力を十分に顕在化させた大会であると感じました。
当クラブにも関係者が多数おられますが、大変にお疲れ様でした。
（職業奉仕月間について）
10月は、職業奉仕月間と米山月間でありますが、今日は職業奉仕についてお話します。
今月の13日（土曜日）に、職業奉仕委員会が生活相談事業を藤丸デパートで開催いたします。また、14日（日曜日）には、環境保全委員会が、社会奉仕事業を行います。いずれも会員皆様のご協力をお願い申し上げます。
3年前の合田会長年度に、クラブ創立70周年、ロータリー誕生100年の記念事業として実施した「生活なんでも相談」は、まだ皆さんのご記憶に新しいことと思います。
市民の関心も高く、多くの会員のご協力をいただき、RI2500地区から「意義ある業績賞」をいただくなど、大きな成果をあげた事業であったと思っております。
当時、この事業を実施するに当たって、「職業奉仕」とは何か、「社会奉仕」とどこが違うのか、なぜ職業奉仕委員会が奉仕プロジェクトを行うのかという議論をしました。
ロータリーの職業奉仕は、他の奉仕団体には無い概念で「ロータリーの金看板」とよく言われますが、今ひとつ良く分からないという会員も多いのではないでしょうか。
一般的に、「職業奉仕は理念であり、社会奉仕は実践である」と言われておりますから、「生活なんでも相談」は、れっきとした社会奉仕事業であります。
1987年に、RI理事会が採択した「職業奉仕に関する声明」をご紹介します。
それは要約すると、次のとおりです。
職業奉仕は、クラブと会員両方の責務である。
クラブの役割は、職業奉仕を実践してみせることによって、模範となる実例を示すこと。会員が自己の職業上の手腕を発揮できるプロジェクトを開発すること。
会員の役割は、自らの職業を律し、クラブが開発したプロジェクトに応えること。
凡そ以上のとおりであります。要するに…
「ロータリーの原則に沿って実施される奉仕プロジェクトは、職業奉仕の理念に基づいて実践される社会奉仕であり、理念と実践が表裏一体の行動である」と言えるのではないでしょうか。そして、職業奉仕の理念を分かりやすく表現したものが、He profits most who serves best「最もよく奉仕する者最も多く報いられる」などのロータリーの標語と、職業倫理を謳い上げた、ロータリーの綱領や「四つのテスト」であります。13日の職業奉仕事業「生活相談」ならびに14日の社会奉仕事業「中心街の美化活動」の成果に期待するところ大であります。皆様のご協力を重ねてお願い申し上げます。