2016-2017年度会長報告
第3528例会 平成29年5月24日 会長報告 佐藤 真康 会長
2017 年 5 月 26 日
次年度ガバナーのための研修、国際協議会が、1月15~21日、アメリカのサンディエゴで開催され、世界中から539人のガバナーエレクトが集まりました。その研修会の中で、次年度RI会長のライズリー氏は、「クラブのサポートと強化」に関して、現在クラブの強化するべき課題として「男女会員のバランス」「ロータリアンの平均年齢」の2つを挙げています。
会員の男女比のバランスについては「ロータリーの女性会員は24万人で全体の20%強です。現在も増加しつつありますが今のスピードでは女性会員が50%になるまでに30年もかかってしまいます」と、危惧を表明しました。今回参加したガバナーエレクト539人中103人が女性で、約20% になります。世界の女性会員の比率と同じなので、別に驚くようなことではなかったのかもしれません。ちなみに日本は34人中1人が女性でした。日本と比べてこれほど女性が多い状況でも、女性会員が半数になるには30 年かかるとのことですから、日本国内だけみるともっとかかるかもしれませんね。
40年前、カリフォルニア州デュアルテ・ロータリークラブ は、国際ロータリーの定款に反して3人の女性の入会を認めました。その結果、RIは同クラブの加盟を終結しました。しかし、会員たちはこれに屈することなく例会を続けました。ロータリーの徽章の上に「X」をつけた新しいバッジを作り、デュアルテ元RCとして、女性がロータリアンとして奉仕する権利のために闘い続けました。その10年後、RIに再加盟したデユアルテRCから、ロータリー初の女性クラブ会長としてシルビア・ウイットロック氏が会長エレクト研修セミナー( PETS ) に参加しました。ほどなくして、1989年、規定審議会は男性だけの入会資格条件を永久に削除しています。
2つ目は、会員の年齢構成です。ライズリー氏は、ポール・ハリスがロータリーを創立した時、36歳だったことを挙げ、「現在、会員の年齢構成はオンラインでの登録によると、40歳未満の会員は5%で会員の大半は60歳以上です。今、若い会員の入会に取り組まなかったら、10年後、20年後、ロータリーがどのようになっていくかを考えてみましょう」と問いかけました。そして、ロータリーが世界で影響力を持ち続けていくために未来を担うリーダーとなる若い人の増強をする必要性を強調しました。
世界人口の半分以上が35歳以下であるにもかかわらず、ロータリーには4%しかいないと指摘しています。当クラブでも、若い人の入会、女性の入会は必須の状況と言えると思います。