2016-2017年度会長報告
第3525例会 平成29年4月26日 会長報告 佐藤 真康 会長
2017 年 4 月 27 日
先週の土日と、網走で次年度の地区協議会が開催されました。参加されたメンバーの皆さんお疲れ様でした。
さて、ロータリークラブでは、ロータリーソングというものを歌っています。他のクラブに行くと、まったく聞いた事がない曲もあるわけですけど、クラブによってはオリジナルの独自の歌を歌ったり、童謡を歌っているクラブもあるようです。
1935年5月、京都で開催された地区大会で、かねて募集した作品（歌）の中から入選作品が発表されましたが、今、国内のクラブでよく歌われている「奉仕の理想」と「我等の生業」は、この時に入選した4曲のうちの2曲です。また、1952年、大阪で開催された地区大会では、「手に手つないで」「それでこそロータリー」が、当日発表された5曲の中に人っていました。
ロータリーソングに公式とか非公式の区別はありません。例会で歌う歌には決まりはありません。会員同士が声を合わせることによって生まれる連帯感、例会の雰囲気を明るく柔らかいものにすること、それが大事なのだと思います。
また、ロータリーソング同様「君が代」を歌い「日の丸」を掲げることを不思議に思っている若いロータリアンが多くなっているようです。ベテランの会員はご存じかと思いますが、昭和8年、京都RC に右翼の一団が押しかけました。ロータリークラブが米国のスパイだといわれていた時代です。時の会長は、「ロータリークラブというのは世界的な組織であって、私たちは皆、良質な職業人です。職業を通じて世のため人のために動いているので、決して国の利益に反することではありません」と言ったのですが、納得してもらえず、「証を立てろ！」と言われました。そこで会長は、「君が代」を斉唱することと、例会場に「日の丸を掲揚すること」を提案しました。つまり、「君が代」歌い「日の丸」を掲げることは私たちの大先輩が、戦時中、ロータリーを守りぬいた証しなのです。
