2016-2017年度会長報告
第3519例会 平成29年3月8日 会長報告 佐藤 真康 会長
2017 年 3 月 9 日
3月4日、ガバナー補佐と十勝の各クラブの新旧会長幹事会がこのノースランドホテルで開催されました。各クラブの今年度の事業紹介があったのですが、私どもからは、来週末に迫ったIMの紹介を少しだけさせてもらいました。IMまであと10日ほどです。みなさんのご協力をよろしくお願いします。
今月は水と衛生月間ということで、先週「水」のお話をさせてもらいました。それにしても、十勝は本当に水に恵まれた地域だな~と思います。私は十勝で60年以上生活をしているわけですが、これまで水不足という言葉を聞いたことがありません。干ばつってあったんでしょうかね?水の心配をしなくていい地域というのは、この地球上で1割程度といわれていますので、そういった意味では、十勝は緑の大地でもあると同時に「水の大地」といえるかもしれません。日高山脈と大雪山のおかげですね。
さらにいえば、ただ水が豊富なだけでなく、品質というか、美味しい水ですよね。1985年、厚生省(現厚生労働省)が発表した「水道水のおいしい都市」32市のひとつとして、帯広市の水道水が「おいしさ」を認められています。帯広市では稲田浄水場の水道水をペットボトル(500ミリリットル)に詰めて「おびひろ極上水」として販売・配布しています。今年度で製造10年目を迎え販売本数は昨年12月までに50万本を超えていて、帯広の水のおいしさのPRに一役買っています。「利益を上げるよりもPRが主体」(上下水道部)ということですが、毎年度の収支は数十万円程度の黒字だそうです。
また、帯広信金さんらがバックアップして成功した地酒「十勝晴れ」ですが、これも十勝の美味しい水があってこそなのかなと思います。大雪山系を水源とする音更町の深層地下水「大雪な水」を使っています。
このように、水が豊富な十勝の人にとって、世界中で逼迫している水事情はピンと来ない部分もあるかと思いますが、この月間を通じて、ぜひ水について考えて頂ければと思います。