2016-2017年度会長報告
第3507例会 平成28年11月30日 会長報告 佐藤 真康 会長
2016 年 12 月 2 日
先日の釧路クラブの80周年に関しまして、出席のお礼状が来ていましたことをご報告致します。
その祝賀会でも話をさせてもらったんですが、戦前、北海道には８つのクラブが誕生しています。札幌クラブが第一号なんですが、その札幌クラブは他の7クラブに開設の際、点鐘を贈呈しています。もう80年前になりますが、その時の点鐘が残っているのは釧路クラブ、函館クラブ、そして我が帯広クラブの3クラブだけということだそうです。ただ、先ほど鳴らしたこの点鐘が、はたしてその時頂いたものなのかどうか、実はハッキリしていません。以前はとても汚れていたようですが、一度クリーニングに出していますので、いまはキレイな点鐘になっています。事務所にも他に点鐘はないようですので、これがその点鐘なのかどうか、みなさんに情報があれば、ぜひいただければと思います。
今月も今日で11月が終わりますが、11月はロータリー財団月間です。今から100年前の1917年アトランタ国際大会で提案、採択されロータリー財団が創設されました。この財団の100周年を祝って、来年6月にはアトランタでロータリー国際大会が開催されます。
日本でも、11月27日（日）に100周年を記念して「財団100周年記念シンポジウム」が開催されました。当日はアメリカ本部からジョン・ジャームＲＩ会長が出席されたと思います。また、緒方貞子さんにロータリー財団100周年学友世界人道奉仕賞が授与されました。緒方貞子さんはご存知のように元国連難民高等弁務官であり、1951年に東京ＲＣがスポンサーとなった財団奨学生です。
財団はよく分からないという方も多いですが、ロータリー財団のプログラムは①ポリオ撲滅、②ロータリー平和フェローシップ、③補助金プログラム、この三つだけです。
このロータリー財団の収支に関してですが、財団への寄付総額は2014‐15年度は269億円、120万人のロータリアンでは一人当たり1.7万円です。これに対して支出合計は266億円です。財団は審査組織である「チャリティー・ナビゲーター」から最高評価4つ星を受けています。奉仕慈善団体の上位2％に入る優れた管理体制、財務的責任を全うしていると評価されています。
このロータリーの奉仕活動の根幹をなす財団の100周年の意義をご理解頂き、今後とも寄付にご協力をお願いします。
