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2007-2008年度会長報告

第3098回例会 会長報告

2008 年 1 月 23 日

2007-8会長

1.追悼記念週間(1月27日を含む1週間)
ポール・ハリスの命日
 
先週、ロータリー情報委員会が担当した例会の中でも説明がありましたが、1947年1月27日は、ロータリーの創始者、ポール・ハリスの命日です。1989年10月のRI理事会において、この1月27日を含む1週間を、毎年「追悼記念週間」とすることを決めました。
 
この趣旨は、広く物故ロータリアンの冥福を祈り、生前の貢献を記念する特別週間ということです。
2.環境問題
 
今年の7月に環境をテーマとする洞爺湖サミットが開催されます。マスコミ等のメディアには、ほぼ毎日のように環境問題が取り上げられています。今年度2500地区の海田ガバナーは、「自然環境にロータリーを活かそう」という方針で、環境問題に高い関心を示されました。
 
ロータリーの友1月号に、東北大学の石田秀輝教授がRI2800地区の大会で、環境問題について講演された記事が載っています。「自然のすごさに学ぶ」というタイトルです。
 
2005年に京都議定書が発効してから、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量削減の目標値達成が話題となっていますが、削減どころかむしろ増加しているという現実が問題となっています。
 
石田教授は、温暖化という表現はマイルドな言い方であって、現実は気候が崩壊するという深刻な事態であり、このままでは、気候崩壊の引き金を引くと言われているプラス2度を、2030年に迎えることになると警告しています。
 
この2030年に間に合うような新技術や、現在の化石燃料を始めとするエネルギー資源に変わる新たなエネルギー資源の開発は、間に合いそうにない。
 
人類は、際限のない欲を満足させるために、テクノロジーを際限なく発達させて、今日の社会の快適性や利便性を手にいれたが、それを放棄して昔の生活に戻ることは恐らくできない。
 
これからの社会は、人間の欲の制御を伴う新しい価値感が必要であり、私たちは、物質欲から精神欲へ、自然と和合する「粋」という精神性を醸成しなければならない。
 
地球は、誕生してから46億年もの間、完璧な循環行為を最小のエネルギーで持続してきました。私たちは、この自然のすごさを謙虚に学ぶ新しいテクノロジーと、「粋」という精神欲による循環型持続社会をつくらなければならない。
 
地球環境は、私たちのライフスタイルに直接関係する問題であり、国や企業に任せるだけでなく、私たち一人ひとりが行動を起こさなければならない問題だと思います。
 
粋=あかぬけしていること。洗練されていること。スマート

2007~2008年度帯広ロータリークラブ 会長  奥 周盛