4月に入り、愈々春の気配を感じる季節になりました。今月は雑誌月間です。
　
ロータリアンの三大義務は、q会費を納めるw例会に出席するe公式雑誌を読むことです。雑誌の購読義務について、クラブ定款の第14条に書かれてあります。
　
ロータリーの公式雑誌は、アメリカで発行されているTHE ROTARIANと、RI 理事会が認める31の地域雑誌があり、ロータリーの友も、地域雑誌の一つであります。言語にすると23種類に及び、これらは総称して ROTARY WORLD MAGAZINE PRESSとよばれています。ロータリーの友の創刊は、今から55年前の1953年の1月号で、その1年後にRIの公式地域雑誌となりました。
　
わが国最初の東京RCの創立は1920年ですから、ロータリーの友が公式雑誌となるまでの34年間、日本のロータリアンは、英語のThe Rotarianを読んでいた事を想像すると、当時のロータリーは、国際性とインテリジェンスを感じさせるハイカラな紳士の集まりだったというイメージが湧いてきます。
　
また、ロータリーの友が、左から開くと横組、右から開くと縦組というユニークな現在の形になったのは、今から36年前の1972年1月号からです。これは、日本の活字文化に大変馴染む編集だと私は感心しました。
　
帯広RCにおいてロータリーの友を担当する委員会は、かつて2000年度までは「雑誌委員会」で、専任の委員会でした。現在は、「広報委員会」と一緒になり、「広報・雑誌委員会」ですが、次年度からは、「クラブ会報委員会」と合流し、新しく「広報委員会」となります。
　
これは、CLPの考え方に基づいて、広報活動と人材の一元化により、組織をより効率的に運営し、委員会の活性化を図ろうとする主旨であります。帯広RCでは2001年度からインターネットの利用が始まりました。林光繁会長の年度であります。現在、全国でホームページ（HP）持っているRCは、758クラブあり、全国2,325クラブの32.6％、およそ3分の1であります。ロータリーの友では、2003年7月からHPがスタートしました。HPはロータリアンだけでなく、もっと広く一般の人たちにもロータリーを知ってもらうための広報ツールとして、積極的に活用されています。情報革命と言われる現代においては広報活動のあり方とその効果が、クラブの運営ならびに会員増強など組織の維持・発展に重要である事を、あらためて認識する次第です。