2012-2013年度会長報告
第3306例会 平成24年7月11日 会長報告 奥原 宏会長
2012 年 7 月 18 日
本日は、RI会長であります田中作次氏のロータリー歴と人柄についてふれてみたいと思います。
田中氏は埼玉県八潮市にある八潮RCの創立会員であり、入会して37年間多くのロータリー歴を持っている方であり、主なものとして、RI第2770地区ガバナー、RI国際協議会研修リーダー、ロータリー財団地域コーディネーター、ポリオ撲滅提唱グループメンバー、未来の夢委員会委員、2009年バーミンガム国際大会委員長、日本恒久基金委員長、RI理事、ロータリー財団管理委員などがあります。 田中氏は過去を振り返ってこう言っております。『ロータリーに入るまで、私の人生観はとても狭いものでした。貧しい家の8人兄弟の4番目として生まれた私を取り巻く人たちも、ほとんどが貧しい境遇にいました。週に一度、母と私は市場まで20kmの道を歩いて野菜を売りに行ったものです。日本人以外の方々とは、一度もお会いしたことがなく、あの村が私の全世界でした。』と言い、新潟の貧しい家庭・村で育った田中氏は、若い頃、教育を受けたいと望みましたが、とても無理でした。
しかし、ある先生がそんな私たちに手を差し伸べてくださいました。東京の働き口を見つけ、社員寮に住めるように計らい、また夜間学校への入学を手配してくれたのは55年前のことであり、その先生と再会することもありませんでしたが、その思いやりを忘れたことはありません。
その後、数年の生活は、決して生易しいものでありませんでした。しかし長年夢見てきた目標、つまり勉強に励み、学問を身につけ成功するために頑張ったそうであります。