2011-2012年度会長報告
第3286例会 平成24年2月15日 会長報告 加藤維利会長
2012 年 2 月 21 日
先週は世界社会奉仕委員会担当の7クラブ合同例会がホテル日航ノースランド帯広にて行われました。
今月は世界理解月間となっています。2月23日は、ポール・ハリス、ガスターバス・ローア、シルベスター・シール、ハイラム・ショーレーの4人がシカゴで初めて会合を開いた日で、この日はロータリーの創立記念日です。この日を記念して、2月は「世界理解月間」と指定されています。この月間中、ロータリークラブは世界平和に不可欠なものとして、理解と善意を強調するクラブ・プログラムを行うよう要請されています。
今日は移動例会と言う事で、このあとカルビーの工場見学がありますが、この川西地区で作られている長芋は、皆さんご存知のように有名なブランドになっています。長芋のネバネバの成分であるムチンは蛋白分解酵素としての作用や他にも消化酵素があり、胃腸が弱く疲れやすい人には効果的です。
また、ネバネバの中にはデオスコランという成分があり、消化管でブドウ糖を吸着し、体外に排出するとともに、腸管での糖の吸収を抑制するため、食後血糖の急激な上昇を抑えることが最近分ってきました。
切って乾燥させたものは山薬といい、漢方薬の原料になっており、滋養、強壮、止瀉作用があるといわれています。
中国の古書「神農本草経」には「虚弱体質を補って早死にしない。胃腸の調子をよくし、暑さ寒さにも耐え、目、耳をよくし、長寿を保つことができる。」というふうに書かれています。テレビで宣伝されている「ハルンケア」は「八味地黄丸」という漢方薬で、その中の構成生薬のひとつになっています。だんだん歳をとってきて、足腰が弱くなり、冷えがあり、腰痛、夜間頻尿、またはおしっこが出にくい、口渇がある方には効果的です。
と言う事で長芋の効能を川西農協さんに代わりまして説明し、会長報告とさせていただきます。