2011-2012年度会長報告
第3280例会 平成23年12月21日 会長報告 加藤維利会長
2012 年 1 月 11 日
先週は年末家族会ということで、沢山のメンバー、家族の方の参加をいただき、楽しんでいただけたかと、感謝いたします。
本日の例会をもって今年の最終となります。来年は3週間後の1月11日の夜間例会が新年交礼会となっています。皆さんとはしばしのお別れとなりますが、今年の色々な出来事を、来年への希望に変えて素晴らしい新年になることを期待します。
ところで、おとといの12月19日は帯広RCが1950年（昭和25年）に戦後再開の総会を行った日であります。また、シカゴ本部からの再開の承認は12月28日付けとなっています。再開のメンバーは33名でのスタートでした。ですので、今月は戦後再開61年目となります。
話は全く変わりますが、いよいよ寒さも厳しくなってきました。寒いときには当然のように温かい飲み物や食べ物が欲しくなります。それを飲食する事により体が温かくなります。
古くから、その食べ物の中には体を温めるもの、冷やすものがあり、漢方の中では温熱薬と寒涼薬として分類されています。
その中で、最近ブームになっている生姜があります。
NHKの「ためしてガッテン」でも生姜の中でも体を温める作用の強い「金時ショウガ」が取り上げられていました。生姜は「魏志倭人伝」には、日本で生産している記述があり、すでに3世紀には渡来していたことがうかがえます。生姜は多くの漢方薬の構成生薬となっており、八百屋さん、今はスーパーの野菜コーナーで売っている「ひねしょうが」と同じです。通常生姜を乾燥したものを乾生姜、蒸して乾燥させたものを乾姜と言います。乾生姜にはジンゲロールと言う成分が多く存在し、辛味が強く感じます。乾姜にはショウガオールと言う成分が多くあります。
いずれにしても、生姜は体を温める力が強く、胃腸が冷えたために生じる、悪心、嘔吐、腹痛、下痢に効果があり。肺に働けば、咳、痰に効果があり、胸苦しさを取り除く働きがあります。また、自律神経の働きを盛んにして内臓の働きを整えます。
更に温熱作用により、血行を良くして、冷えの症状、特に下半身の冷えに効果があります。また、発汗作用もあり、風邪の初期症状に生姜をすりおろして、シナモン、紫蘇の葉、ねぎと一緒に熱湯に入れて服用すれば体が温まり回復します。
これからの季節は、インフルエンザやノロウイルスによる胃腸炎が流行りますので、試してみてください。ただし、症状がひどい場合は、進藤先生のところに受診してください。
最後に生姜の汁や煎じた液を欧米では育毛剤として、頭皮に塗布してマッサージをするとよいと言われていることを付け加えて、本日は会長挨拶とさせていただきます。
