2010-2011年度会長報告
第3253回例会 平成23年6月1日 会長報告 後藤裕弘会長
2011 年 6 月 7 日
早くも年度最終月の6月を迎えました。今迄のことを振り返ると、何も出来ないうちにもう終わってしまうのかという気も致します。
今月は、親睦活動月間で、“友情と信頼”の関係を創るのに絶好の月間です。どうかチャンスを見つけて仲間と語り合い、行動し、友情を深めて頂きたいと思います。
話は変わりますが、先週27日にJRの事故が発生しました。まだ全容が明らかになっていませんが、あの日私は、日帰りの日程でJRを利用して札幌へ出かけました。行きは、同じ車両に高橋勝坦会員など15名程乗っておりましたが、帰りは30才位の若い男性と二人だけしかいませんでした。列車全部でも100人いなかったと思います。
定刻に出発して1時間程で新夕張に着きました。なかなか発車しないなと思っていたら、「上りの列車が故障
していますので暫くお待ち下さい」とアナウンス。やれやれと思っていたら30分程して、「全部のエンジンが止まっているので開通のメドが立っていません。もうしばらくお待ちください。」また、暫くして、「一部煙が出た模様です。復旧の時間はまだ分かりません。もう暫くお待ち下さい。」
皆、大した事故とは思わず、私は車内販売の缶ビールを3本も飲んでしまいました。そして、0時頃になってカロリーメイト2個と水が配られました。その時、もし代替バスになってトイレが無かったら困ると思い、飲むのをやめました。1時半位になって4台の代替バスがやってきました。札幌へ戻る2台と帯広へ向かう2台で、帯広組はかなり満席でした。バスが走り始めると多くのパトカーや救急車が走っており、これは大きな事故だったのかということが感じられました。
JRの代替バスですので停車駅を廻るため、高速には入らず国道を走り、帯広駅に着いたのは午前5時半。札
幌を出てから8時間半かかってようやく辿りつきました。乗務員の方々は非常に低姿勢で、可哀そうなほど謝って歩いておりました。私は、とにかく疲れており、食事をとって夕方の4時頃まで寝てしまいました。後でテレビを見てこれほどの大きな事故だったかと驚いた次第です。
事故は軽傷者だけで済んで不幸中の幸いでしたが、報道を見ていると、避難、誘導の訓練が余りにも不足
していると思います。“備えあれば憂いなし”という言葉があります。今回に限らず、福島原発も含め他の業
種も、日頃から色々な事故、災害、変化を想定し、安心、安全な生活ができるよう注意、訓練していかなけ
ればならないと思う次第です。