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2005-2006年度会長報告

第2985例会 星屋 洋樹 会長報告 2005年8月10日

2005 年 8 月 10 日

2005-6会長

ユネスコがついに知床を世界自然遺産へ登録いたしました。
このユネスコ(国連教育科学文化機関)とロータリーとはかなり深いつながりがあります。
1943年、ロンドンでロータリー会議が開催されました。世界各国から文部大臣やオブザーバーが多数出席し、大規模な教育的、文化的交換の組織を検討した会議でありまして、ユネスコの創設に直接的で大きな影響を与えました。その後、約2年にわたる文部大臣会議での審議を経て、1945年11月にロンドンでユネスコ創設会議が開かれました。採択されたユネスコ憲章の前文には「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」と書かれ、教育、科学、文化の諸事業を通じて、人々の知的連帯を強めて恒久的な平和を目指したい、というのがユネスコの理念であります。
また最近においては、1997年、ロータリーのグラスゴー国際大会での当時のジアイRI会長とマイヨール・ユネスコ事務局長との間で協定が結ばれ、平和の文化、識字教育、環境教育などに協力することとなりました。去年の2004年にはマジイアベRI会長と現ユネスコ松浦晃一郎事務局長との間で、教育、科学、文化の各事業あるいは平和を目指す事業に、お互い協力して行くことが決められました。松浦氏はアジアから選出された初めてのユネスコ事務局長です。
ユネスコは教育、科学、文化、コミュニケーションと非常に多様な分野を扱う国連の機関です。教育については、すべての人が教育を受けられるようにしようというのが一番大きな課題です。世界の15才以上の大人の8億6000万人が非識字者であると言われ、その人達の識字率の向上です。
科学について、地球環境問題や地震、津波など自然災害等の研究、文化については世界遺産事業で、文化遺産と自然遺産あるいは複合遺産があり、これらの世界遺産は人類全体の宝です。人類全体のためにも守っていかなければなりません。
そして今、ユネスコが一番力を入れているのが文明間の対話と異なる文化、文明の共存であります。
ロータリーの理念とユネスコの理念は非常に近いものがあり共通した点が多く、今後共協力して行かなければなりません。
以上、会長報告といたします。