2023-2024年度会長報告
第3816例会 令和6年2月14日 会長報告 工藤 大輔 会長
2024 年 2 月 22 日
本日の7RC合同例会に多数ご参加いただきありがとうございます。
ロータリーの特別月間、2月は「平和構築と紛争予防月間」です。
ウクライナやパレスチナ自治区での惨状は日々ニュース映像で流れていますが、世界に存在する武力紛争の数は100あると言われ、アフガニスタン紛争においては長期にわたり、累計200万人以上の死者数となっています。
紛争が起こる原因は大きく4つ、ひとつは宗教。宗教の違いや同じ宗教でも内部での考え方の違いにより、紛争が起きることがあります。2つ目に民族、民族とは共通の言語や宗教、風習などをもった集団で、この民族の違いによって紛争が発生することがあります。3つ目は資源。石油などの希少な資源をめぐり、紛争が勃発することもあります。4つ目は政権への不満。ミャンマー内戦は、軍事政権に対する民衆の不満から始まっています。
結果、食糧難に陥り、病気や感染症などが流行し、教育の機会を奪われ、敵対勢力への暴力や性的虐待などが起こります。
イエメン内戦は政情不安とここでも近隣国を巻き込んだイスラム教同士シーア派とスンニ派の対立がありました。
ロータリーでは、ロータリー平和センターを運営し、平和のために活動する人材を育成し、グローバル補助金を活用してロータリアンが直接手を差しのべ、紛争地域を支援する関係団体とパートナーシップを結び、平和に向けてのプログラムやイベントを実施しています。
私たちが世界で起きている紛争とその背景を知り、今、どこの国のどのような人が紛争に苦しんでいるのかを認識することで、私たち自身の支援する意欲につながると思います。
本日のプログラムは平和構築への第一歩として十勝で働き生活している在留外国人と受入れ・支援している現場の方にお話をお聞きし、国際理解と私たちにできる国際奉仕のあり方を考えるきっかけやヒントになればと思います。
以上で合同例会の会長報告とさせていただきます。
本日はよろしくお願いいたします。