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2011-2012年度会長報告

第3292例会 平成24年3月28日 会長報告 加藤維利会長

2012 年 4 月 4 日

加藤維利会長先週の土曜日に和田幹事、外崎会計、小田SAA、倉野副会計とともに、稚内南RCの40周年の式典に参加してきました。行き7時間、帰りは違うルートで6時間。往復880kmの旅でした。
さて、文章を書いたり、本を読んだり、漢字のリテラシーが悪くなったと言われている我々日本人でも、何の不自由なく文字を読んで日常の生活を営んで行けるのは、昔から読み、書き、算盤と言われるように、寺子屋の存在があったからにほかなりません。
でも、この当たり前の読み書きができない人が地球上にはたくさんいます。もし私たちが違う言語を使う国に行き、その言葉が読むことも書くこともできず、理解ができなければ大きなハンディになりそこでの生活は不自由になると思います。
遅くなりましたが、今月は識字率向上月間となっています。この識字率向上は1986年以来、RIの強調事項になっています。自国の言葉の読み、書き、算盤ができない非識字者はユネスコによると、世界中で6億7,700万人(16歳以上)以上はいると言われています。その3分の2は女性です。そのために働くことができず、貧困の悪循環を呼んでいます。教育が受けられないことで、きちんとした知識が得られず計画的な出産、性病予防がうまくいかず、人口増加や、エイズ撲滅への障害となっています。
10年前あたりには、カンボジアの国境地帯の地雷原に立てられている看板の文字が読めないために、毎日数十人の子供たちが足を吹き飛ばされていました。
ロータリーはこれらの問題に対処するために、さまざまな活動をしています。お母さんが読み書きをできるようになると、その子供たちにも教えることができ仕事に就くこともできるようになります。第2750地区の東京成城RCではネパールに女性の識字、保健教育を目的としたコミュニティーセンター建設しました。
第2700地区の鳥栖RCは鉛筆1万本運動を続けています。これらはネパールやフィリピンに送られています。
第2830地区ではグローバル補助金で「CLE教育法」(オーストラリアのリチャード・ウォーカー博士が開発した言語教育法)を使ったプロジェクトを行っています。
まだまだ、識字率向上のためのRCの奉仕はいろいろな形で行われています。我が帯広RCでもできることはいくらでもあると思います。
当たり前のことができていない世界にも、目を向けて行かなければならないということを思いながら、本日の会長報告とさせていただきます。