2011-2012年度会長報告
第3269例会 平成23年9月28日 会長報告 加藤維利会長
2011 年 10 月 4 日
いよいよあさってから、旭川で地区大会が始まります。私は大会2日目のビチャイ・ラタクルさんの講演を楽しみにしています。ビチャイさんは2002-03年度のRI会長でした。そのときのテーマは「慈愛の種を播きましょう」でした。ちなみにこの年度の帯広RCの会長は眞鍋元会長、幹事は奥元ガバナー補佐でした。私が知っている限り、元RI会長が2500地区の講演者としてくるのは初めてではないかと思います。
さて、今月は新世代のための月間となっています。昨年の規定審議会で採択された奉仕部門が新世代奉仕で5大奉仕ということになりました。
2010年の手続要覧によりますと、各ロータリアンの責務は、年齢30歳までの若い人すべてを含む新世代の多様なニーズを認識し、新世代の生活力を高めて、新世代に将来への準備をさせる事であり、新世代の基本的ニーズ(健康、人間の価値、教育、自己開発)を支援するプロジェクトに着手するよう奨励されています。また、RIの常設プログラムには、インターアクト、ローターアクト、RYLA(Rotary Youth LeadershipAwards=ロータリー青少年指導者養成プログラム)、ロータリー青少年交換などがあります。
各プログラムについて1つずつ話す時間がありませんので、ライラセミナーについて説明をしたいと思います。今年度8月26日、27日、28日、の3日間。音別RCがホストになり、白糠RC、釧路北RCがコ・ホストで、音別町にてライラセミナーが行われました。本来は帯広RCも参加することで、申し込みをしたのですが、音別の会場のキャパの関係で、定員が一杯になったため帯広RCを含む帯広の5RCは参加する事が出来ませんでした。5RC全体でガバナー補佐や直接ガバナーが来られたときに、地区幹事も含めて交渉等の努力をしたのですがだめでした。
ところで、RYLAのいわれは、1959年オーストラリア・クイーンズランド州の自治権獲得百周年記念祝賀会にイングランドのエリザベス女王がアレクサンドリア王女を名代として派遣した際に、王女と同世代の青年たちを招き、王女と会う機会を作ろうという計画が持ち上がりました。
その時にオーストラリア中から集まった青年リーダーたちのホストをブリスベンロータリークラブがつとめました。この企画が成功し、毎年行う行事とし各クラブ2名ずつの青年を選んでブリスベンに招待し、1週間、文化・社会・教育プログラムに参加させる事となりました。
その後1971年にRIが取り上げ、RIの「ロータリー青少年指導者養成プログラム」として世界的なプログラムとなりました。1973年にアメリカで、1974年にはフランスで、更に1976年に日本でも始められました。1979年には2500地区でも始められ、第1回目は旭川RCがホストとなり行われました。場所は記載されていませんが、参加青年36名、ロータリアン25名、そのときのテーマは不明です。
第3回目には帯広RCがホストで、帯広市の児童会館にて開催されました。参加青年60名、ロータリアン85名、実行委員会50名、そのときのテーマは「ふれあいから奉仕へ」でした。今日ご出席のメンバーの方も思い出があるのではないかと思います。2年前の記念すべき30回目は皆さんご記憶の通り、帯広RCがホストとなり、ホテル大平原、十勝エコロジーパークで行われました。RYLAは年齢14歳から18歳まで、並びに19歳から30歳までの若い人たちのRIの常設プログラムであります。年齢により二つのグループとしたのは多様なニーズと成長過程に対応できるようにするためとなっています。そしてその地区内の若い人々とロータリアンが参加する地区プロジェクトであり、若い人々の、指導者及び善良な市民としての資質を伸ばす事を目的としています。
目標は
1) ロータリーが青少年を尊重し、かつ、青少年に関心を抱いていることを一層明らかにすること。
2) 選考した青少年指導者およびその素質のある人に実地訓練を体験させ、責任ある有能なボランティア青少年指導者となる方法を身に付けるよう激励、援助すること。
3) 青少年による青少年への絶えざる、力強い指導を奨励すること。
4) 青少年指導者として地域社会に尽くしている多数の青少年の優れた資質を公に表彰すること。
手続要覧の第10章には新世代奉仕として色々書いてあります。是非1度目を通して頂くことをお願いしまして会長報告とさせて頂きます。